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最適化

岩波講座 情報科学19 1982年発行

最適化
最適化

 問題の解き方を数式化しアルゴリズムを導き出す過程の説明が役に立ちました。計画法、組み合わせ、ゲーム理論、オペレーションズ・リサーチなど多岐に渡るテーマの数学的な扱いが勉強できます。

 たまに数学的に証明がされていないアルゴリズムの話しを耳にしますが意味がいまいち理解していませんでした。この本で問題ー数式ーアルゴリズムの流れを知ったので数学的に証明されていないアルゴリズムと証明されたアルゴリズムの違いがわかるようになった気がします。

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人工知能

岩波講座 情報科学22 1982年発行

 これもアルゴリズムまで明確してコンピュータに計算させることを謳っているので人工知能として先はないと思います。この時代の限界でしょうか。

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パターン認識と図形処理

岩波講座 情報科学21 1983年発行

パターン認識と図形処理
パターン認識と図形処理

 平面や空間に存在する図形や物体をどのようにして数式で表すかがようやくわかりました。良かったです。

 ベクトルやラスターの処理の根拠となる理論を数式で表しているので基礎的なことを理解するのに役立ちます。

 前書きには到底人の能力には及ばないことが書いてありますがこの時代の限界を知ったうえで果敢に挑戦している人々素晴らしさに気付きます。

 例え今の人智が及ばなくともその時の叡智を結集し成果を出し次の世代に繋げば人類の未来は明るい。

ですね。

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改訂マイコン・システム設計ノウハウ

改訂マイコン・システム設計ノウハウ
改訂マイコン・システム設計ノウハウ

 タイトル通り初期のマイコンとその周辺ICの使い方が詳しく説明されています。現在のマイコンは多くの機能をワンチップに載せているのでチップ自体を独立したコンピュータのごとく使えますがこの頃のマイコンはまだ多くの周辺ICを必要としていました。データシートでは分かり難かった周辺ICのことがようやく理解できてきました。

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電子材料・部品と計測

電子材料・部品と計測
電子材料・部品と計測

 絶縁体、導体、半導体までは理解できたのですが液晶のように光と電気を組み合わせたところから難しくて今の私では理解できませんでした。いつか読み返してみたいです。

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光エレクトロニクスの基礎

光エレクトロニクスの基礎
光エレクトロニクスの基礎

 光と電気の関係がよくわかりました。基礎理論は難しいですが応用を考える上で役に立ちます。まだ光だけを利用する技術は普及していませんがいずれあらゆるところで応用されてるでしょう。

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光スイッチングと光インターコネクション

光スイッチングと光インターコネクション
光スイッチングと光インターコネクション

 「光は自由空間では互いに干渉しない」

 「3次元自由空間における光の不干渉性や直進性を活かしたフリースペース型の光インターコネクションや光スイッチング、あるいは光の波長多重技術、、、」

 光でのスイッチングはまだ汎用品で実用化するほど気軽にできるものではないようです。今でも新しい光スイッチング技術が発表されているくらいなので開発中のようです。いつか部品屋さんで誰でも買える日がくるでしょう。

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数と式と文の処理

情報科学23 1981.12.10 発行

数と式と文の処理
数と式と文の処理

 数、式、文の構造を整理してコンピュータに処理できるようにしようとしています。このアプローチは構造をいちいち明確にしなければならないので難しい方法です。

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生体における情報処理

情報科学24 1982.10.8 発行

生体における情報処理
生体における情報処理

 「生物を合目的的な存在とみなすならば、生物はひとつのシステムである」

 「organismは有機体ととも訳されるが、この”機”とはからくりを意味する」

視覚のシステム

 外部から入った光を電気信号に変換し情報処理される。この時輪郭が強調される。

 静止しているもの、素早く動いているもの、全体をとらえた大まかなものの三つの系統がある。

「大脳の視覚中枢にある数億の細胞は、それぞれ超単純、単純、複雑、超複雑の反応性を持ち」

 脳の視覚中枢だけではなく2次元として反応、3次元として反応、色の反応というように複数の野で特徴抽出を行なっている。

 感覚器官でエネルギー変換を行いそれぞれの野で特徴を捉えて連合野で主観的に認識している。聴覚も同じように処理されている。

神経回路網の数理モデル

 「興奮パターンの競合と協調による相互作用が並列情報処理の原型」

 「入力繊維からからくるパルス頻度を表すアナログ量である」

 フィードバックすることにより興奮が持続し、興奮パターンの形で表される情報間の相互抑制による競合作用と、興奮性結合による協調作用が組み合わさって複雑な情報処理が実現されている。

 コグニトロン、ネオコグニトロンとは神経回路モデルで優秀な実験結果を残しているそうです。恐らく今でも進化していると思います。

人間の認知的情報処理

 感覚情報保存、短期記憶、長期記憶の説明が詳細にありますが、人工知能は人工なので記憶の保存期間を制限しなくてもよく、処理速度の長短の都合で分類した方がいいと思います。

遺伝と情報

 遺伝の仕組みは個々生物の仕組みというよりも種全体の巨大なシステムと捉えることができる。

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電子回路とアナログIC

電子回路とアナログIC
電子回路とアナログIC

 基本定理、変成器、半導体、ダイオード、トランジスタ、各種増幅、同調、発振、変調、復調電源と一通りのアナログ回路の解説がなされていますのでこれを見ながら実際の回路を作って勉強していけばアナログ回路の技術の基本が身につくと思います。

 演算増幅器とアナログICという章が最後にありました。アナログICで掛け算、割り算、平方根を求められ微積分もできることを知らなかったので勉強になりました。アナログICも奥が深いですね。

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新数値計算法

新数値計算法
新数値計算法

 一通りの数値計算の分野を扱っており多くが数式からプログラムをおこしています。必要な部分は数式→手順→プログラムとわかりやすくなっています。特に計算法がたくさん載っておりそのプログラムも巻末にあるので辞書に近いような気がしました。これさえ有れば数値計算の入門は全て身につく勢いです。

 面白いのがモンテカルロ法や統計学が出てきているところです。まだ第三次AIブーム前ですが機械学習やディープラーニングの萌芽感じられました。今のAIブームも突然と湧き上がったのではなくこのようなところから少しづつ広がったのかもしれません。

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数値計算の基礎と応用

数値計算の基礎と応用
数値計算の基礎と応用

誤差、関数計算、方程式、線形・非線形、微積分、行列などの計算方法が詳しく解説されています。数式→フロー(アルゴリズム)→プログラムの流れがようやくわかりました。数式の多くは無限に対応しているのでそのままではコンピュータでは計算できません。条件として精度、範囲、回数を有限にすることによってアルゴリズムができプログラムが作られます。数式を機械的に変換すればいいのではなくアルゴリズムまで持っていく知恵が必要だったのです。

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数値計算

数値計算
数値計算

 近似、高精度計算、代数方程式の解、微積分、行列、最小二乗法などのコンピュータで計算を行うために必要なことが説明されています。整数での演算を主としていきたいので高精度計算が勉強になりました。

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理工学のための数値計算法

理工学のための数値計算法
理工学のための数値計算法

 物理や工学での計算をコンピュータにどのようにさせるかがわかる本です。コンピュータ側から見ると利用者はこのように数値計算をするよと見えるでしょう。だから最初に誤差の管理が述べられていると思います。その後、近似、方程式、微分の計算のさせ方が詳しく載っています。今のAIシステムの計算部分の半分はこれで済みそうです。残り統計と確率が必要です。

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デジタル回路の基礎

デジタル回路の基礎
デジタル回路の基礎

 前半は主に論理演算の基本が解説されています。後半になると論理回路を組み合わせCPUを構成している基本的な回路であるカウンタ、レジスタ、演算、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサ、デマルチプレクサを説明しています。論理回路からCPUまでをつなぐ流れを勉強できました。

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デジタル電子回路

デジタル電子回路
デジタル電子回路

 アナログからデジタルへ移行していく様子がわかります。よくありそうなトランジスタの回路が実はアナログ回路ではなくデジタル処理を目的とした回路なのだと。ダイオードやトランジスタを使った回路図と電流、電圧の数式や解説、そして論理演算までがつながっています。この本に書いてあることこそがハードウェアとソフトウェアの真の境界です。

標準形TTL回路図
標準形TTL回路図

 アナログ回路の知識のある方はこの回路を見てどう思いますか。この本に載っているこの回路図がソフトとハードの境界です。

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マイコン人工知能

マイコン人工知能
マイコン人工知能

 マイコンで人工知能を作れるなんて凄いと思います。ただこの「マイコン」ですが microprocessor でもなければ microcontroller でもありません。 my computer で basic を使って当時のAIにあたるようなプログラムを実験しています。マイコンの定義が揺れているので紛らわしいです。

 古い時代なので規模の小さいプログラムが紹介されています。今の「マイコン」であれば十分に動作させることができるでしょう。マイコン一つを一つのセルとし大規模に並列化したときに参考になるかもしれません。

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制御用マイコン入門

制御用マイコン入門
制御用マイコン入門

 40年程前に出版されているのでマイコンがマイクロプロセッサーを指しています。ソフトウェアの部分はZ80でした。チャタリングを防ぐ論理回路が解説されているなど実装上のノウハウがわかりやすく記述されています。マイコンを扱う上での最低限の基礎理論からハードウェア、ソフトウェアを動かすまで、今でも十分に入門として通用する気がします。

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情報科学の基礎

情報科学の基礎
情報科学の基礎

 集合、帰納法、グラフ、計算の数学的モデル、アルゴリズム、データ、暗号と解説されていて、コンピュータの基礎が数学だったことが思い出されました。アルゴリズムからコンピュータの動作までは良く解っていますが、数学とアルゴリズムの間の繋がりがまだ良く解っていません。数学→計算モデル→アルゴリズムという流れなのか、未だ不明です。

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やわらかい情報処理

やわらかい情報処理
やわらかい情報処理

 生物やその営みメカニズムを情報処理による問題解決に応用する試みが学べます。第二次AIブームの後に出版された本ですが既にディープラーニングと同じような考えが記述されています。第三次AIブーム前夜といったところでしょうか。