カテゴリー: ニュース
ニュース
第五世代コンピュータ 004
第五世代コンピュータ 003
に「演繹オブジェクト指向」云々とあります。システム名がキホーテというのですが、ちょっとネーミングが気になります。
プログラムから構造に関する部分を取り除く手法のようです。実際必要な機能とアプリケーションとしてまとめるための構造の部分が分離されていればなんと素晴らしいことでしょう。
期待が膨らみます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/10/5/10_761/_article/-char/ja
動的継承演繹機構(Dynamic IDM : Inheritance Deduction Mecha-nism)
クラス間の継承関係を,演繹の結果に基づいて動的に変化させることができる
オブジェクトはメッセージを受け取り対応するメソッドを実行する。
メッセージに対応するメソッドがない場合はスーパークラスに対応するメソッドがないか探す。
スーパークラスに対応するメソッドがない場合はさらに遡ってスーパークラスに対応するメソッドがないか探す。これをルートクラスまで繰り返す。
ルートクラスまで遡っても見つからない場合は演繹システムにオブジェクトを送って対応するメソッドを探す。
メソッドが見つかった時点でそのメソッドが実行されるが見つからない時は例外処理を行う。
という流れで処理が進んでいくようです。メッセージを受け取ってその内容で処理を行うソフトウェアの仕組みはよくあります。
スーパークラスを遡ってもメッセージを処理する仕組みもよくあります。
アプリ内にメッセージに対応したメソッドがない場合は演繹システムにお願いする仕組みが特徴的ですね。
シャノンのモデルは拡張の余地がある
第五世代コンピュータ 002
https://www.ueda.info.waseda.ac.jp/AITEC_ICOT_ARCHIVES/ICOT/HomePage-J.html
ここにアーカイブがあったので探検してみます。
から引用
「第五世代コンピュータ・プロジェクトは、大規模並列記号処理の諸技術、知識 情報処理の諸基礎技術の研究開発を行ない、大規模並列知識情報処理のための 一貫した技術体系を確立、これに基づく第五世代コンピュータ・プロトタイプ・ システムを構築した。また、その上に実用レベルの複雑さと規模を持つ実験的 応用ソフトウェアを構築し、技術体系の機能の適切性と実装の効率性を実践的 に検証した (詳細は資料2を参照)。」
素晴らしい目標です。
プロジェクトが大きいせいか資料がたくさんあり、どこから手をつけていくか迷うところです。それでこの目標の大規模並列知識情報処理をどのように実現したのかを最初の探検目標としてみます。
情報の構造とデータベース
EEPROMに手書きしてみた。
製造中止になるので、電源トランスを買ってみた
システムを数式にできるんだ
オートマトン・形式言語理論と計算論
第五世代コンピュータ 001
計算機アーキテクチャ
岩波講座 情報科学13
$$M(X,Q,Z,\delta,\omega)$$
$$X : 入力集合$$
$$Q : 状態集合$$
$$Z : 出力集合$$
$$\delta : 状態遷移関数$$
$$\omega : 出力関数$$
数式でハードウェアやソフトウェアを表そうとするとフィードバックや記録、非同期はどうしたら良いのだろうかと思っていました。
数学があって何かしらのアルゴリズムの記述方法があってハードウェアやソフトウェアの機能を表すと別の本で知り、良かったと思っていたのですが、この本を読むと数式で全てを表していたのでびっくりしました。
ブール代数をこの本のように使えば実際の機能を抽象化し評価できるのですね。とても素晴らしい。