文部科学省、令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果に関する通知について公表しました

文科省、児童生徒の問題行動や不登校に関する調査結果を発表

文部科学省は、2024年11月7日、「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果に関する通知」を公表しました。この調査では、学校における問題行動や不登校の実態を把握するために、全国の公立小中学校を対象に毎年実施しています。

主な調査結果

問題行動
- 2023年度に学校で発生した主な問題行動は、けんか（37.5%）、暴力（15.4%）、暴言（13.5%）、いじめ（11.9%）でした。
- 問題行動の発生率は、小学校では女子が男子より高く、中学校では男子が女子より高くなっています。
不登校
- 2023年度の不登校児童生徒数は19万4772人で、前年度より1万3625人増加しました。
- 不登校児童生徒の中で、中学校3年生の割合が最も高く、全体の30.7%を占めています。
背景要因
- 問題行動の原因として、家庭環境（42.3%）、友人関係（28.9%）、学校環境（20.1%）などが挙げられています。
- 不登校の原因として、学業不振（39.1%）、いじめ（19.8%）、対人関係の悩み（19.3%）などが挙げられています。