東京ガス、タイ王国初の都市型地域冷房を本格運用
2024年10月31日、東京ガスは、タイ王国バンコクで都市型地域冷房の本格運用を開始しました。これはタイ王国初の都市型地域冷房であり、東南アジアにおける地域冷房事業のさらなる展開にもつながることが期待されています。
背景
近年、東南アジアでは経済発展に伴い、都市化が急速に進んでいます。それに伴い、都市部の熱中症や電力消費の増加などの問題が生じています。地域冷房は、都市部を効率的に冷房することで、これら問題の解決に貢献するシステムです。
バンコクにおける地域冷房
東京ガスが本格運用を開始したバンコクの地域冷房は、バンコク都心部で約200万平方メートルのエリアを対象としています。埋設された冷水配管網を介して、冷水を各ビルや施設に供給し、冷房を行います。
この地域冷房システムは、環境に配慮した設計となっています。最新の高効率冷凍機を使用し、エネルギー消費量の削減に努めています。また、冷水配管網を活用して、熱回収を行い、温水供給にも利用しています。
関連情報
- 東京ガスによる発表資料：タイ王国初の都市型地域冷房の本格運用開始について
- 地域冷房とは：東京ガス「地域冷房」
- タイ王国の都市化：国連人居計画「世界の都市化展望2022年改訂版」
今後の展望
今回のバンコクにおける地域冷房の本格運用は、東京ガスにとって海外初の大規模な地域冷房事業となります。東京ガスは、この事業を足がかりに、東南アジアでの地域冷房事業を拡大することを目指しています。
地域冷房は、都市部の環境改善やエネルギー効率化に貢献する持続可能なソリューションとして注目されています。東京ガスの取り組みが、タイ王国および東南アジアの都市部の発展に寄与することが期待されています。
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