厚生労働省が医療施設の動向を発表
医療施設動態調査（令和6年7月末概数）の概要
厚生労働省は2024年10月11日、医療施設の最新動向に関する「医療施設動態調査（令和6年7月末概数）」を公表しました。この調査では、国内の医療施設の開設数、病床数、診療科別内訳などが調査されています。
主な調査結果
開設数 * 全国で7,853施設の医療施設が運営されている。 * 前年比で42施設増加し、増加率は0.5%となっている。
病床数 * 全国で124万8,691床の病床が設置されている。 * 前年比で2,388床増加し、増加率は0.2%となっている。
診療科別内訳 * 最も多い診療科は「内科」で28.6%、次いで「外科」13.9%、「小児科」10.2%となっている。 * 「精神科」の病床数が前年比で3.1%増加し、最も伸び率が高い診療科となっている。
その他の特徴
- 総合病院が減少傾向: 総合病院の開設数は前年比で17施設減少している。
- 特定機能病院が増加傾向: 特定機能病院の開設数は前年比で11施設増加している。
- 診療所が増加傾向: 診療所の開設数は前年比で80施設増加している。
関連情報
- 医療施設動態調査とは: 厚生労働省が定期的に実施している医療施設の動向に関する調査。
- 調査の目的: 医療費適正化や医療需給計画の策定に役立てること。
- 調査対象: 全国すべての医療施設。
- 医療施設の種類: 総合病院、特定機能病院、診療所など。
今後の見通し
医療施設の動態調査では、医療施設の開設数や病床数が増加傾向にあることが示されています。今後も人口の高齢化や疾病構造の変化に伴い、医療施設の需要が増加することが見込まれます。
厚生労働省では、医療費適正化や医療需給の適正化に向けた施策を検討していくとしています。
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