トヨタ自動車、燃料電池バス「SORA」の基準不適合部品使用を公表
2024年9月30日、トヨタ自動車は燃料電池バス「SORA」の自社基準を満たさない部品が使用されていることを公表しました。
問題の部品
基準を満たしていない部品は、燃料電池スタックの冷却水回路に使用されているホースです。このホースは、燃料電池の適切な冷却に不可欠ですが、自社基準では耐熱性と耐腐食性に優れていることが求められています。
調査結果
トヨタ自動車の調査によると、使用されていたホースは基準に達しておらず、長期間の使用により劣化して漏れの発生につながる可能性がありました。
影響
今回の不適合部品の使用により、SORAの安全性が損なわれることはありませんが、冷却性能が低下する可能性があります。そのため、トヨタ自動車は該当するバスの点検と交換部品の取り付けを実施しています。
対応
トヨタ自動車は、該当するSORAの所有者に対して点検と交換部品の取り付けを通知し、無償で対応しています。また、再発防止策として納入業者との連携を強化し、部品の品質管理体制を見直しています。
関連情報
- 燃料電池バス「SORA」:https://global.toyota/en/topics/news/news20221215.html
- トヨタ自動車の品質管理:https://global.toyota/en/sustainability/quality/
まとめ
トヨタ自動車は、燃料電池バス「SORA」の基準不適合部品の使用について公表しました。この部品は冷却性能に影響を与える可能性がありますが、安全性の問題は生じていません。トヨタ自動車は、該当するバスの点検と交換部品の取り付けを実施し、再発防止策を講じています。
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