来年が楽しみ！岩手県中部の小麦農家さん、美味しい小麦づくりのために大切な学びの集まりを開く
岩手県中部地域で、来年（令和7年）に皆さんの食卓に届けられる予定の美味しい小麦について、大切な話し合いの場が持たれました。
いわてアグリベンチャーネットが2025年5月15日に公開した情報によると、「令和7年産小麦の出穂期目揃え会」という集まりが開催されたとのこと。これは、良質で安全な小麦をたくさん作るために、この時期の小麦畑の様子をみんなで一緒に見て、これからの管理方法を確認し合う大切な機会なんです。
「出穂期目揃え会」ってどんな会？
まず、「出穂期（しゅっすいき）」というのは、小麦の茎の先から、可愛らしい穂が顔を出す、とっても大切な時期のことです。例えるなら、赤ちゃんが生まれる前のお母さんのお腹のようなもの。この穂がこれからどんどん育って、たくさんの小麦の粒をつけてくれるのです。
そして、「目揃え会（めぞろえかい）」というのは、この大切な時期に、農家さんや農業の専門家が集まって、畑を見ながら「今の小麦はこんな育ち方をしているね」「もしかしたら、こんな病気に気をつけないといけないかもしれないね」といったことを、みんなで同じ基準で確認し合う場のことです。
今回の集まりには、岩手県中部地域の小麦を育てている農家さんたちや、農業の技術を指導する普及センターの担当者さん、そしてJA（農協）の職員さんなどが集まりました。
みんなで畑を見て学び合う
目揃え会では、実際に小麦畑に入って、穂の出具合や茎の太さ、葉っぱの色などをみんなでじっくりと観察したそうです。
- 「今年の小麦は、ちょっと成長が早いかな？」
- 「この葉っぱについているのは、もしかしたらあの病気の初期症状かもしれない！」
など、それぞれの畑の状況を見ながら、活発な意見交換が行われました。
また、普及センターの専門家から、この時期に特に注意が必要な病気や虫の対策、そして、穂を立派に育てるための肥料（追肥）のタイミングや量などについて、詳しい説明がありました。
美味しい小麦のために、心を込めて
この目揃え会を通じて、農家さんたちは、今の小麦畑の状況を改めて確認し、今後の管理について具体的な方法を学ぶことができたことでしょう。
美味しい小麦を作るためには、種まきから収穫まで、それぞれの時期に合わせた細やかな手入れが必要です。特に、穂が出始めるこの時期の管理は、収穫量や小麦粉にしたときの品質に大きく影響すると言われています。
今回の目揃え会は、来年、消費者の皆さんに安全で美味しい岩手県産の小麦をお届けするために、農家さんたちが地域全体で協力し、技術を高め合っていくための、とっても大切なステップとなりました。
これからも、岩手県中部の小麦農家さんたちは、学んだことを活かして、一つ一つの穂に心を込めてお世話を続けていきます。皆さんの食卓に美味しい小麦粉を使ったパンやうどん、お菓子が並ぶ日を、どうぞ楽しみに待っていてくださいね！
《中部》良質・安全な小麦の生産に向けて～令和7年産小麦の出穂期目揃え会が開催されました～
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