名古屋市が「流域治水プロジェクト」を発表！みんなで力を合わせて水害から街を守ろう！, 名古屋市

名古屋市が「流域治水プロジェクト」を発表！みんなで力を合わせて水害から街を守ろう！

名古屋市が、2025年4月21日に「流域治水プロジェクト」という、水害から街を守るための新しい取り組みを発表しました。なんだか難しそうな名前だけど、簡単に言うと、川だけでなく、川の周りの地域全体で水害対策をしよう！というプロジェクトなんです。

近年、地球温暖化の影響で、日本各地で今まで経験したことのないような大雨が降るようになってきました。名古屋市も例外ではなく、川が氾濫したり、道路が冠水したりと、水害のリスクが高まっています。

これまでは、川に堤防を作ったり、川底を深くしたりして、川の水があふれないようにする対策が中心でした。でも、大雨が降ると、川だけでは対応しきれなくなることもあります。

そこで、川だけでなく、川の周りの地域全体で雨水を貯めたり、ゆっくりと川に流したりすることで、水害のリスクを減らそう！というのが「流域治水」の考え方なんです。

名古屋市の「流域治水プロジェクト」では、具体的に以下のような取り組みを進めていく予定です。

雨水貯留施設の整備: 公園や学校のグラウンドの下に雨水を貯めるタンクを作ったり、調整池を整備したりして、一時的に雨水を貯めて、ゆっくりと川に流すようにします。
田んぼや畑の活用: 田んぼや畑は、雨水を一時的に貯めることができるので、その機能を活用します。農家の方々と協力して、雨水を貯めやすいようにしたり、排水路を整備したりします。
森林の保全: 森林は、雨水を吸収してゆっくりと地面に浸透させる役割があります。森林を適切に管理し、保全することで、水害を防ぐ効果を高めます。
市民への啓発活動: 水害のリスクや、家庭でできる対策などを、市民の皆さんに分かりやすく伝えます。ハザードマップを確認したり、非常用持ち出し袋を用意したりするなど、日頃から備えておくことが大切です。