米232条関税：日本へ追加される鉄鋼・アルミ製品の関税分類番号発表
2025年2月17日、日本貿易振興機構（JETRO）は、米国が232条関税に追加する鉄鋼・アルミ製品の関税分類番号290品目を発表しました。
232条関税とは
232条関税とは、米国が国家安全保障上の理由から、他国からの輸入品に関税を課す措置です。2018年にトランプ政権が鉄鋼製品に25%、アルミ製品に10%の関税を課したことが始まりです。
追加対象の製品
今回発表された関税分類番号には、以下のような追加対象の製品が含まれています。
- 鉄鋼製品：丸棒、棒、線材、フラットロール鋼、鋼管
- アルミ製品：インゴット、ビレット、スラブ、鋳塊、圧延材
関税率と施行日
追加対象の製品に対する関税率は、鉄鋼製品で25%、アルミ製品で10%とされています。関税は2025年3月10日以降に輸入される製品から適用されます。
影響
この追加関税は、日本からの鉄鋼・アルミ製品の輸出に大きな影響を与えると予想されています。日本は米国への鉄鋼の主要供給国であり、米国からの輸入額は年間約20億ドルに上ります。アルミについても、日本は米国への主要供給国の一つです。
関連情報
- JETROによる発表：https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/02/17056.html
- 米国通商代表部（USTR）による232条関税の詳細：https://ustr.gov/countries-regions/americas/north-america/united-states-canada-mexico/section-232-national-security-investigation
- 日本鉄鋼連盟の声明：https://www.jisf.or.jp/page.jsp?id=15700
米232条関税、追加対象の鉄鋼・アルミ製品290品目の関税分類番号を発表
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