金融庁、バーゼル銀行監督委員会の作業計画を承認
2025年2月7日
金融庁は本日、バーゼル銀行監督委員会（BCBS）の2023年から2025年の作業計画を承認したことを発表しました。この計画は、金融システムの安定性を強化し、銀行監督の国際的な調和を促進するための重要な枠組みです。
主な計画内容
BCBSの作業計画には、以下の主要な取り組みが含まれています。
- 気候変動リスクに対処：銀行が気候変動リスクを適切に管理し、開示するためのガイダンスの策定。
- サイバーレジリエンスの強化：銀行のサイバー攻撃に対する回復力を高めるための基準の開発。
- データの活用：銀行監督におけるデータの活用を改善するためのイニシアチブの検討。
- デジタル金融の監督：急速に進化するデジタル金融の分野における監督の強化。
- 持続可能性の組み込み：持続可能性の考慮事項を銀行監督プロセスに組み込むためのガイドラインの開発。
関連情報
BCBSは、世界100カ国以上の銀行監督当局からなる国際機関です。同委員会の使命は、金融システムの健全性と安定性を促進し、銀行監督の国際的な協調を確保することです。
この作業計画は、国際通貨基金（IMF）や世界銀行などの他の国際機関と協力して策定されました。また、銀行、企業、および学術界の専門家からも意見を求めました。
今後の予定
BCBSは今後3年間、作業計画の進捗状況を定期的に監視し、必要に応じて調整を加えていきます。また、BCBSは、他の国際機関や利害関係者と協力して、計画の円滑な実装に取り組みます。
この作業計画の承認は、金融システムの安定性を確保し、世界の銀行がより強固かつ回復力のあるものとなるための重要な一歩です。
プレス・リリース「中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループは、バーゼル銀行監督委員会の作業計画を承認」について掲載しました。
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