斎宮歴史博物館で特別展「斎宮の美」開催
三重県が運営する斎宮歴史博物館で、2025年2月7日から特別企画展示「斎宮の美」を開催します。
展示内容
本展示では、斎宮歴史博物館が所蔵する美術資料を特集で紹介します。斎宮とは、平安時代から14世紀頃まで伊勢神宮に仕えた未婚の皇女が生活した場所です。
展示では、斎宮で実際に使用された貴重な調度品や工芸品、絵画などが出品されます。来場者は、斎宮の華やかな文化や当時の女性たちの生活様式を垣間見ることができます。
関連情報
- 開催期間: 2025年2月7日（金）～5月6日（日）
- 会場: 斎宮歴史博物館（三重県多気郡明和町斎宮1098）
- 開館時間: 午前9時～午後5時（入館は午後4時30分まで）
- 休館日: 月曜日（4月28日と5月5日は開館）
- 観覧料: 一般600円、小中学生300円
- 問い合わせ: 斎宮歴史博物館 0596-53-1211
斎宮の歴史
斎宮は、未婚の皇女が伊勢神宮に仕えて、神々に祈りを捧げる神聖な場所でした。斎宮は、天皇の即位や国家の安寧を祈る役割も担っていました。
斎宮の歴史は古く、奈良時代まで遡ることができます。平安時代になると、斎宮は伊勢市の滝原宮と多気郡明和町の斎宮（現在の斎宮歴史博物館）に分けられました。滝原宮は平安時代末期に衰退し、斎宮は明和町の地に定着しました。
14世紀になると、斎宮制度は次第に衰退し、1392年に廃止されました。その後、斎宮は荒廃しましたが、1970年代に発掘調査が行われ、当時の遺構や遺物が数多く発見されました。
斎宮歴史博物館は、斎宮の遺構や遺物を保存・展示し、斎宮の歴史と文化を伝える施設として1994年に開館しました。今回の特別展では、博物館所蔵の貴重な美術資料を通じて、斎宮の華やかな世界を体感することができます。
斎宮歴史博物館所蔵の美術資料を特集する特別企画展示を開催します
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