新潟県でインフルエンザ流行が拡大中
新潟県は2025年1月30日、最新のインフルエンザ患者発生状況とウイルス検出状況を発表しました。
患者発生状況
- 直近1週間（1月23日～29日）のインフルエンザ患者は5,221人と、前週の2,693人から倍増しています。
- 県内全域で患者数が急増していますが、特に上越地方と中越地方で患者発生率が高くなっています。
ウイルス検出状況
- 県内の定点医療機関から採取された検体から、インフルエンザA型とB型の両方のウイルスが検出されています。
- A型ウイルスのほとんどはH3N2亜型で、この亜型は重症化しやすい傾向があります。
専門家の見解
新潟県保健環境研究所の専門家は、今回の患者数の急増について、「インフルエンザウイルスの活動が活発になっていることと、新型コロナウイルス感染症予防のためのマスク着用などの対策が緩和されたことが要因と考えられる」と述べています。
対策
新潟県は、感染拡大を防ぐために以下の対策を呼びかけています。
- 手洗い、うがいの励行
- 咳エチケットの徹底
- 人混みや密閉空間の回避
- 発熱や咳などの症状が出た場合は、医療機関を受診
関連情報
- 新潟県 保健環境研究所：https://www.pref.niigata.lg.jp/site/hoken/hokenkyo.html
- 国立感染症研究所：https://www.niid.go.jp/niid/ja/
- 日本感染症学会：https://www.kansensho.or.jp/
インフルエンザは重症化することもあります。特に、高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要です。症状が出たら早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
【保環研】インフルエンザ患者発生状況・ウイルス検出状況
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