コンゴ民主共和国のゴマの情勢における英国の懸念
2025年1月28日21時03分、英国政府（GOV UK）は国連安全保障理事会において、コンゴ民主共和国（DRC）東部にある都市ゴマの深刻な情勢に対する深い懸念を表明しました。
状況
ゴマでは、反政府勢力M23の攻撃により激しい戦闘が行われています。M23は、主に北キブ州を拠点とする、少数民族トゥトシ族によって構成される反政府軍です。この攻撃により、何千人もの民間人が避難を余儀なくされ、多数の死者が出ています。
英国の声明
英国の国際開発担当国務次官、タリク・アーメッド氏は、国連安全保障理事会で次のような声明を発表しました。
- 英国は、ゴマにおける最近の暴力行為に深く憂慮している。
- すべての関係者に対して、敵対行為を停止し、民間人の保護を最優先にするよう求める。
- M23は、他国支援下で安定を損ない、人々の生活を破壊している。
- 国際社会は、M23への支持を停止し、DRCへの人道支援の増強に注力すべきだ。
- 英国は、情勢の平和的解決を支援する用意がある。
関連情報
- M23反政府勢力: M23は2012年に結成された反政府勢力で、コンゴ民主共和国のルワンダ国境に近い北キブ州を拠点としている。少数民族トゥトシ族によって主に構成されている。
- ゴマの戦略的意義: ゴマはコンゴ民主共和国の重要な都市で、国連平和維持軍（MONUSCO）の本部所在地となっている。また、隣接するルワンダやウガンダへの玄関口となっている。
- 人道危機: ゴマの戦闘により、何千人もの民間人が避難を余儀なくされている。国連によると、10万人以上が避難しており、食糧、水、医療などの基本的なニーズが不足している。
英国は、DRCにおける平和と安定の回復に向けて、国際社会と引き続き協力していくとのことです。
The UK is deeply alarmed by the events in Goma: UK statement at the UN Security Council
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