日本貿易振興機構、メキシコ大統領が投資計画「プラン・メキシコ」を発表、北米3カ国の協調を主張

メキシコが投資計画「プラン・メキシコ」発表、北米3カ国協調を強調

発表日： 2025年1月17日午前2時35分

出典： 日本貿易振興機構（JETRO）

概要

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、北米3カ国間の協力を優先した投資計画「プラン・メキシコ」を発表しました。この計画は、インフラ投資、貿易促進、産業発展を軸に、2025年から2030年までの6年間で約620億ドル（約8兆4000億円）を投じる予定です。

投資分野

北米3カ国協調の重要性

ロペス・オブラドール大統領は、北米3カ国（メキシコ、アメリカ、カナダ）の協調が「プラン・メキシコ」の成功に不可欠であると強調しました。同大統領は、3カ国が協力して、地域間のサプライチェーンを強化し、持続可能な経済成長を促進する必要があると述べています。

関連情報

NAFTA： メキシコ、アメリカ、カナダの間で1994年に発効した自由貿易協定。
環太平洋経済連携協定（TPP）： 日本を含む11カ国が参加する経済連携協定。メキシコは2018年に加盟。
自動車産業： メキシコは世界有数の自動車生産国の一つであり、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、トヨタなどの主要自動車メーカーが拠点を置いています。

今後の展望

「プラン・メキシコ」の発表は、メキシコが進める経済成長と北米との関係強化に対する取り組みを示しています。この計画が成功すれば、メキシコ経済の持続可能な成長と北米地域の繁栄に貢献することが期待されています。