厚生労働省が被保護者調査を発表
厚生労働省は、2025年1月8日午前1時に「被保護者調査（令和6年10月分概数）」を発表しました。この調査は、生活保護を受けたり、生活保護の申請を行ったりしている方の状況を把握するために毎年行われています。
主な調査結果
- 被保護者数：令和6年10月末時点で、被保護者は全国で2,130,000人でした。これは前年同月に比べて1.2％減少しています。
- 被保護世帯数：被保護世帯数は1,060,000世帯で、前年同月に比べて1.1％減少しています。
- 世帯人員：被保護世帯の人数は平均2.01人で、前年同月と変化はありません。
- 被保護率：人口1,000人あたりの被保護者数は16.8人でした。これは前年同月に比べて0.1ポイント低下しています。
関連情報
- 被保護者とは：生活に困窮し、最低限度の生活を維持するために生活保護法に基づく生活保護を受けている方のことです。
- 生活保護費：生活保護費は、困窮の程度に応じて支給される現金給付金で、食費、住居費、光熱費などの生活費を賄うために使用されます。
- 被保護者調査の目的：被保護者調査は、生活保護制度の適正な運用を図るため、被保護者の実態を把握し、制度の見直しや改善に役立てることを目的としています。
背景
近年、新型コロナウイルス感染症の影響により、失業や収入減に陥る方が増えたため、生活保護を申請する方が増加していました。しかし、経済活動の再開に伴い、徐々に被保護者数は減少傾向にあります。
厚生労働省は、生活に困窮している方が安心して生活できるよう、生活保護制度の充実と適切な支援に努めています。
被保護者調査（令和６年10月分概数）
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