パナソニックの技術がワイヤレス充電の新規格に採用
2025年1月6日、パナソニックは、同社の「オートモーティブシステムズ」部門が開発した独自の「ムービングコイル技術」が、ワイヤレス充電の新しい規格「Qi2」に採用されたと発表しました。
Qi2とは？
Qi2は、ワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）が策定したワイヤレス充電規格の最新バージョンです。従来のQi規格を拡張し、以下の機能が追加されています。
- より高速な充電（最大15W）
- より広い充電エリア
- 異物検知機能（金属製の異物が充電エリアに入ると充電を停止）
ムービングコイル技術
パナソニックのムービングコイル技術は、充電器とデバイスが完全にアライメント（位置合わせ）していなくても、効率的に電力を転送できるように設計されています。この技術により、さまざまなデバイスをより便利かつ簡単にワイヤレスで充電できます。
パナソニックの役割
パナソニックは、Qi2規格の策定に積極的に参加してきました。同社のムービングコイル技術は、標準化のプロセスにおいて高く評価され、規格に不可欠な要素として採用されました。
パナソニックは、この技術を同社のワイヤレス充電器に組み込み、Qi2対応機器との互換性を確保する予定です。
利便性の向上
Qi2規格の採用により、ワイヤレス充電の利便性が大幅に向上します。充電エリアが広く、デバイスの配置が多少ずれていても高速充電が可能になります。また、異物検知機能により、安全性が強化されます。
今後の展開
パナソニックは、Qi2規格に対応したワイヤレス充電器を2025年内に発売する予定です。他のメーカーもQi2規格を採用し、今後ますます多くの製品が対応すると予想されています。
パナソニックのムービングコイル技術の採用により、ワイヤレス充電の利便性と効率がさらに向上し、日常をより快適にすることが期待されています。
パナソニック オートモーティブシステムズ独自のムービングコイル技術がQi2の新規格に採用
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