カナダ税関・国境保護局、米国における初のカナダ国土事前審査業務を開始
カナダ税関・国境保護局（CBSA）は、米国での初のカナダ国土事前審査業務の開始を発表しました。この業務は、2025年1月2日の午後4時51分（EST）に開始されました。
この画期的な取り組みによって、カナダ人は米国への旅行時に、米国とカナダの国境に到着する前に米国の入国審査を受けることができるようになります。これにより、カナダ人が米国に到着したときに待つ時間が短縮され、全体的な旅行体験が向上することが期待されています。
最初の国土事前審査業務は、ニューヨーク州バッファローのピースブリッジ国境検問所で行われます。この業務は、2023年12月に開始される予定だったものの、技術的な問題により延期されていました。
CBSAは、この業務の拡大を他の国境検問所でも計画しています。CBSAの発表によると、今後数か月以内に、デトロイト、ポートヒューロン、レイノルズバーグの検問所でも国土事前審査業務が開始される予定です。
この業務は、2019年に署名された米国とカナダの2国間協定に基づいています。この協定により、両国は国境を超える移動の円滑化を可能にするための事前審査業務の拡大に同意しました。
国土事前審査業務の開始は、カナダ人と米国人双方にとって大きなメリットをもたらすと期待されています。この業務により、国境での待ち時間の短縮、旅行の容易化、貿易の促進が図られます。
The CBSA announces first Canadian land preclearance operation in the U.S.
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