青森県、東通原子力発電所の安全協定に基づく定期報告を公開
日付: 2024年12月27日 02:06
青森県原子力安全対策課は、東通原子力発電所に関する2023年の安全協定に基づく定期報告書を公開しました。この報告書は、原子力発電所周辺の地域住民や関係機関に対する情報提供を目的としており、発電所の安全確保に関する取り組みや異常事象の発生状況などが記載されています。
発電所の安全確保のための取り組み
報告書によると、東通原子力発電所では、原子力安全に関する法令や基準を遵守した安全対策が講じられています。具体的には、以下のような取り組みが行われています。
- 安全管理体制の整備
- 定期的な安全点検と試験
- 異常事態対応訓練の実施
- 緊急時対応計画の策定
- 地震・津波対策施設の整備
異常事象の発生状況
2023年の東通原子力発電所では、原子力安全に重大な影響を与える異常事象は発生していません。ただし、以下の軽微な異常事象が発生しています。
- 漏水事象: タービン建屋内の配管からわずかな漏水が発生。発電所への影響はなく、すぐに修理されました。
- 火災事象: 変圧器の接点部分から煙が発生。消火活動により鎮火し、発電所への影響はありませんでした。
今後の取り組み
青森県は、引き続き東通原子力発電所の安全確保に努め、周辺地域住民や関係機関との情報共有を図っていくとしています。また、発電所周辺の放射線量やその他の環境影響に関するモニタリングを継続し、安全性確認のための取り組みを強化していきます。
関連情報
- 東通原子力発電所 安全協定に基づく定期報告（PDFファイル）
- 青森県原子力安全対策課
- 東通原子力発電所
安全協定に基づく定期報告(東通原子力発電所) [原子力安全対策課 12月27日]
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