福岡市が「盛土に関する専門委員会」を開催
福岡市は、2024年12月26日午後3時に「盛土に関する専門委員会」を公開しました。この委員会は、市内における盛土の安全性確保と適切な管理を目的として開催されました。
委員会の構成
委員会は、土木工学や地質学の専門家、行政関係者、地元住民代表の計12名で構成されています。委員長は、福岡大学の宮本達也教授が務めます。
関連情報
この委員会の開催背景には、福岡市における過去の盛土関連の事故が関係しています。2019年には、博多区の住宅造成地で盛土が崩落し、住宅20棟が被害を受ける事故が発生しています。
また、市内には多数の古い盛土が存在しており、地震や豪雨などの災害による崩落リスクが懸念されています。
委員会の目的
この委員会では、盛土の安全性確保と適切な管理に関する以下の項目が検討されます。
- 盛土の法規や基準の整備
- 盛土の調査・評価方法の確立
- 盛土の監視・管理体制の構築
- 地域住民への情報提供と啓発
今後のスケジュール
委員会は、2025年3月までに報告書を作成する予定です。報告書には、盛土の安全性確保と適切な管理に関する提言が盛り込まれます。
福岡市は、委員会の提言を踏まえて、盛土の安全対策を強化する方針です。
住民の皆様へ
福岡市では、住民の皆様に盛土のリスクを知り、適切な対策をとるよう呼びかけています。
- 崖地や盛土造成地の近くに居住する方は、豪雨や地震の際には避難を検討してください。
- 盛土に亀裂や陥没など異常を発見した場合は、速やかに福岡市に通報してください。
- 福岡市の「盛土マップ」で、お住まいの近くの盛土を確認できます。
福岡市は、盛土の安全確保と市民の安心・安全を確保するため、今後も取り組んでまいります。
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