埼玉県、令和5年度の障害者虐待状況を発表
埼玉県は2024年12月25日に、「令和5年度における埼玉県内の障害者虐待の状況について」を発表しました。
虐待件数
2023年度に県内で確認された障害者虐待の件数は19件で、前年度比で2件減少しました。報告件数も前年度比で21件減少し、71件となっています。
虐待の内容
虐待の内容は、身体的虐待が最も多く6件、次に心理的虐待の5件、経済的虐待の4件となっています。身体的虐待では殴打や監禁などの暴力行為が、心理的虐待では暴言や無視などの精神的苦痛を与える行為が報告されています。
加害者
加害者は、施設職員が9件で最も多く、次に家族が5件、その他が5件となっています。施設職員による虐待は、主に知的障害や精神障害のある方に対するものとなっています。
対応状況
虐待の疑いがある場合、県は関係機関と連携して調査を行い、必要に応じて保護や支援を行います。2023年度は16件の虐待に対して調査を実施し、9件で虐待の認定を行いました。
県からのコメント
埼玉県障害福祉課は、「障害者虐待は決して許されない行為であり、今後も虐待の防止と被害者の支援に全力で取り組んでいきます」とコメントしています。
関連情報
- 埼玉県障害者虐待防止条例
- 埼玉県障害者虐待防止ガイドライン
- 障害者虐待防止ホットライン：0570-064-567
障害者虐待への対策
障害者虐待を防ぐためには、以下のような対策が重要です。
- 障害者への理解と尊重を深める
- 虐待の疑いがある場合には、積極的に通報する
- 虐待を受けた障害者への支援と保護を提供する
- 障害者虐待を防止するための制度や仕組みを整備する
障害者虐待は深刻な問題です。一人一人が虐待をなくすために協力し、障害のある方が安心して暮らせる社会を築いていきましょう。
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