滋賀県、「令和6年度上半期消費生活相談の状況」を発表
滋賀県は2024年12月18日、令和6年度上半期（4月～9月）の消費生活相談に関する情報を公開しました。
相談件数と内容
この期間に寄せられた消費生活相談は4,124件で、前年同期比で7.2%増加しました。相談内容の内訳は次のとおりです。
- 通信販売・訪問販売：1,344件（32.6%）
- 契約・クーリングオフ：1,037件（25.1%）
- 電気・ガスなどエネルギー関連：387件（9.4%）
- クレジット・ローン：371件（9.0%）
- 金融資産運用の勧誘：340件（8.2%）
特徴的な相談
上半期には、次のような特徴的な相談がありました。
- 通信販売・訪問販売での健康食品や浄水器のトラブル：高額な商品を購入させられたり、解約が困難な契約を結ばされたりするケース。
- 契約・クーリングオフでの解約トラブル：クーリングオフ期間内に解約を申し出たにもかかわらず、事業者から拒否されたり、手数料を請求されたりするケース。
- エネルギー関連での電気料金高騰への対応：電気料金の補助金や契約の見直しに関する問い合わせ。
- 金融資産運用の勧誘での高齢者狙い：投資経験のない高齢者に対して、高リスクな金融商品を勧誘するケース。
注意喚起と対策
滋賀県は、消費生活トラブルを防止するため、次のようなことに注意を呼びかけています。
- 通信販売や訪問販売では、購入前に口コミや評判を調べたり、冷静に検討したりすること。
- 契約書には内容を十分確認して署名すること。クーリングオフ期間内に解約を申し出ることができることを確認すること。
- 電気料金高騰に備えて、契約内容を見直したり、節電対策を検討したりすること。
- 金融資産運用の勧誘には慎重に対応し、専門家に相談すること。
関連情報
滋賀県の消費生活相談窓口は以下のとおりです。
- 消費生活相談センター：077-522-5856
- 各市町役場・支所
滋賀県では、消費生活トラブルの防止と解決に向けて、啓発活動や相談体制の充実を図っています。
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