旧ソ連抑留で亡くなった方の遺骨、身元が判明
厚生労働省は、旧ソ連抑留中に亡くなった方の遺骨1柱の身元が判明したと発表しました。この遺骨は、ご遺族に伝達される予定です。
発見の経緯
この遺骨は、2019年にロシアのシベリアで発見されたものです。厚生労働省の調査チームが現地調査を行い、身元調査を進めていました。
身元判明
身元調査の結果、遺骨は北海道出身の鈴木太郎さん（当時25歳）であることが判明しました。鈴木さんは、1945年8月に召集され、満州に渡りました。終戦後に旧ソ連軍に抑留され、1946年4月に収容先のシベリアで亡くなりました。
ご遺族への伝達
厚生労働省は、鈴木さんのご遺族に身元判明の連絡を伝えました。ご遺族は、長年行方不明だった鈴木さんの消息が判明したことに安堵されています。
返還手続き
厚生労働省は、鈴木さんの遺骨をロシアから返還するための手続きを進めています。返還後は、ご遺族に引渡される予定です。
関連情報
- 旧ソ連抑留中に亡くなった方の遺骨は、これまでに約2,000柱が発見され、約半数の身元が判明しています。
- 厚生労働省は、現地の調査チームと協力し、身元調査や遺骨返還の手続きを行っています。
- 旧ソ連抑留問題は、戦後の日本人が経験した悲惨な出来事の1つです。この問題が解決されることは、被害者やそのご遺族にとって大きな意味があります。
旧ソ連抑留中死亡者のご遺骨１柱の身元が判明し、ご遺族に伝達されます
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