防衛省、滞空型無人機の機種を決定
2024年11月15日、防衛省は、滞空型無人機(UAV)の機種を「MQ-9B シーガーディアン」に決定したと発表しました。
滞空型無人機とは
滞空型無人機は、長時間にわたって空中を飛行し、監視や偵察などの任務を実行する無人航空機です。防衛省では、離島や領海などの広範囲を長期間にわたって監視するために滞空型無人機の導入を検討していました。
MQ-9B シーガーディアン
MQ-9B シーガーディアンは、米国のジェネラル・アトミクス社が開発した滞空型無人機です。以下がその主な特徴です。
- 航続時間:最大40時間
- 航続距離:最大10,000km
- 最大飛行高度:15,000m
- 搭載可能ペイロード:約1,360kg
- センサー:電光光学/赤外線カメラ、レーダー、電子戦システム
運用予定
防衛省は、MQ-9B シーガーディアンを2025年度から運用開始する予定です。当初は沖縄県与那国島に配備され、南西諸島や東シナ海などの監視任務に投入される予定です。
関連情報
- MQ-9B シーガーディアンは、米国や英国などのいくつかの国ですでに運用されています。
- 日本は以前から、滞空型無人機としてRQ-4 グローバルホークの導入を検討していましたが、予算上の問題で断念していました。
- 滞空型無人機の導入により、防衛省は広範囲の監視能力を強化し、中国や北朝鮮などの脅威に対応することが期待されています。
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