気象庁委員会にサイモン・トンプソン氏が新委員長に任命
政府機関の英国気象局、通称「Met Office」の運営を監督する委員会（Board、ボード）の新委員長として、サイモン・トンプソン氏が任命されることが発表されました。任期は2024年11月14日から3年間です。
トンプソン氏は、航空宇宙・防衛産業の重鎮です。アストラゼネカの非執行取締役や、イギリス航空宇宙・防衛産業貿易協会（ADS）の会長を務めていました。また、2017年から2021年まで英国宇宙庁（UKSA）の議長も務めました。
新任委員長のトンプソン氏は、次のように述べています。「英国気象庁の委員長という大役を拝命し、大変光栄に思います。気象庁は、英国と世界中の気象予報と気候サービスの最前線に立ち、その仕事は私たち全員にとって不可欠です。私は、気象庁チームと緊密に協力して、重要な使命である正確でタイムリーな気象予報と気候情報の提供をサポートすることに全力を尽くすつもりです。」
この任命に関して、気象庁の最高経営責任者（CEO）であるペニー・エンドラス氏は次のように述べています。「サイモン・トンプソン氏が委員長に就任されることを大変嬉しく思います。サイモン氏の豊富な事業経験と航空宇宙・防衛産業におけるリーダーシップは、気象庁のボードに貴重な資産となるでしょう。サイモン氏の指導のもと、私たちは今後も世界をリードする気象サービスの提供に努めていきます。」
トンプソン氏の任命は、保守党政権下の環境・食糧・農村地域担当国務長官テレーズ・コフィ氏の承認を受けています。
Simon Thompson appointed as new Chair of the Met Office Board
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