青森県、有機フッ素化合物の水質調査結果を発表
青森県は2024年11月14日、県内の水道水や河川水における有機フッ素化合物の調査結果を発表しました。
調査結果
調査は県内11か所の水道水と10か所の河川水で行われ、以下の有機フッ素化合物が検出されました。
- ペルフルオロオクタン酸（PFOA）
- ペルフルオロオクタンスルホン酸（PFOS）
- パーフルオロヘキサン酸（PFHxA）
水道水では、PFHxAが全11か所で検出され、その濃度は0.004〜0.016μg/Lでした。PFOAとPFOSは検出されませんでした。
河川水では、PFHxAが全10か所で検出され、その濃度は0.002〜0.012μg/Lでした。PFOAとPFOSは2か所（中津川、小阿仁川）で検出され、その濃度はそれぞれ0.007μg/L、0.004μg/Lでした。
測定された濃度は、いずれも環境省が定める暫定目標値（PFOA：0.004μg/L、PFOS：0.003μg/L、PFHxA：0.01μg/L）を超えていませんでした。
有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物は、耐久性と耐熱性に優れた化学物質で、耐水・撥油コーティング、電子機器、消防用消火剤など幅広い製品に使用されています。しかし、環境中に放出されると土壌や水中に蓄積され、飲み水や食物連鎖を通じて人体に蓄積されることが懸念されています。
健康への影響
長期的な曝露により、有機フッ素化合物は、免疫系への影響、がんのリスク増加、出生時の体重の減少などの健康被害を引き起こす可能性があるとされています。
県の方針
青森県では、今回の調査結果を踏まえ、引き続き有機フッ素化合物のモニタリングを行い、環境への負荷低減と国民の健康保護に努めていくとしています。
有機フッ素化合物の水質調査結果について [環境保全課 11月14日]
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青森県が2024-11-14 04:12に『有機フッ素化合物の水質調査結果について [環境保全課 11月14日]』を公開しました。このニュースを関連情報を含めて優しい文章で詳細な記事を書いてください。
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