NTT、BONXを完全子会社化
大手通信会社であるNTTは、子会社であるNTTソノリティが追加出資を行い、骨伝導ワイヤレスイヤホン「BONX」の開発・販売を手掛けるBONXを完全子会社化したと発表しました。この買収は2024年11月12日午前6時30分に完了しています。
関連情報
- NTTソノリティは、NTTの100％子会社で、ICTソリューションやサービスを提供しています。
- BONXは、2015年に設立されたベンチャー企業で、骨伝導技術を使用したワイヤレスイヤホンの開発と販売を手がけています。
- NTTは、2021年にBONXに出資しており、今回の追加出資により株式を100％取得しています。
買収の目的
NTTはこの買収により、NTTが提供する通信サービスやソリューションとBONXの骨伝導技術を組み合わせ、新しい価値創造を目指すとしています。具体的には、以下のようなシナジー効果が期待されています。
- 骨伝導イヤホンと通信サービスの連携による新しいユーザー体験の提供
- 骨伝導技術を活用したヘルスケアや産業分野でのソリューション開発
- NTTのグローバルネットワークを活用したBONX製品の海外展開
今後の展開
NTTは、BONXを完全子会社化したことで、骨伝導技術を活用した新たな事業領域の開拓や、ユーザー向けサービスの拡充を検討するとしています。BONXは、NTTの支援を受けて、さらなる技術開発や製品ラインナップの強化を進めていく見通しです。
この買収は、NTTが通信事業からICTサービスやソリューション事業への転換を図る戦略の一環とみられています。NTTは、BONXの骨伝導技術を独自の強みと組み合わせることで、新たな成長機会を創出することを目指しています。
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