岩手県、紅麹を含む健康食品の取り扱いに関する注意喚起
発表日：2024年11月6日 午前5時00分
内容：
岩手県は、紅麹を含む健康食品の取り扱いについて、注意喚起を発表しました。
紅麹とは、コメに付着するカビの一種で、赤色色素を生成します。この色素にはコレステロール値を低下させる働きがあるとして、健康食品に利用されています。
しかし、最近の調査で、紅麹に含まれるシトリニンという物質が、腎臓や肝臓に障害を与える可能性があることがわかりました。シトリニンは、紅麹の発酵過程で生成されるカビ毒です。
そのため、岩手県では、次のことを注意喚起しています。
- 紅麹を含む健康食品を過剰に摂取しないこと
- 腎臓や肝臓に疾患のある方は、紅麹を含む健康食品の摂取を避けること
- 紅麹を含む健康食品を購入する際は、製造元や原材料を確認すること
関連情報：
- シトリニンは、紅麹以外に、コメや小麦などの穀物にも含まれています。
- 通常、自然に含まれるシトリニンの量は微量であり、健康に影響はありません。
- しかし、紅麹の過剰摂取や、紅麹を使用した発酵食品の長期保存により、シトリニンが蓄積する可能性があります。
対策：
岩手県は、紅麹を含む健康食品の過剰摂取を避けるよう呼びかけています。次のような対策を検討してください。
- 1日に摂取する紅麹の量を制限する（目安は1日10mg以下）
- 紅麹を含む健康食品を長期的に摂取しない
- 紅麹の含量が記載されていない健康食品の購入は避ける
健康上の問題の疑いがある場合：
紅麹を含む健康食品を摂取した後、腎臓や肝臓に異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
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