九州電力が離島ユニバーサルサービス調整単価を更新
九州電力株式会社は、2024年10月30日午前8時30分に「離島ユニバーサルサービス調整単価を更新しました（個人のお客さま）」というニュースを公開しました。
離島ユニバーサルサービスとは
離島ユニバーサルサービスとは、離島地域において安定的な電気供給を確保するための制度です。離島は送電線を引き込むことが難しく、発電コストが高くなりがちです。そこで、本土地域の電気料金に「離島ユニバーサルサービス調整単価」を加算して、離島地域の電気料金を本土と同水準に抑えています。
調整単価の更新
九州電力は、毎年離島ユニバーサルサービス調整単価を見直しています。今回の更新では、以下のように変更されました。
- 調整単価：1kWhあたり1.14円（2023年度：1.10円）
- 適用開始日：2024年10月30日
調整単価の算定方法
調整単価は、以下の要素を基に算定されています。
- 離島地域の発電コスト
- 送電コスト
- 燃料費
- 離島地域の人口
影響
調整単価の更新により、離島地域で電気を使用する個人のお客さまの電気料金が、1kWhあたり0.04円上昇します。年間の見積もり使用量（2,600kWh）の場合、年間約105円の電気料金の上昇となります。
関連情報
- 九州電力の「離島ユニバーサルサービス調整単価」のページ：https://www.kyuden.co.jp/electricity/rate/genzeikomi.html
- 経済産業省「離島ユニバーサルサービス制度」のページ：https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/electric_power/sotai/power_system/lis_system/
離島ユニバーサルサービス調整単価を更新しました。（個人のお客さま）
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