佐渡無名異焼が伝統的工芸品に指定
概要
新潟県は、2024年10月17日、佐渡市で作られる陶磁器「佐渡無名異焼」を経済産業大臣の指定する伝統的工芸品に指定しました。これは、県内では初めての伝統的工芸品指定となります。
特徴
佐渡無名異焼は、江戸時代初期に作られ始めた陶磁器で、その特徴は次の通りです。
- 無名異：四角い形をしており、底に釉薬を塗らないのが特徴。
- 素朴な風合い：黒みを帯びた素朴な風合いが特徴。
- 鉄分豊富：鉄分が豊富に含まれており、釉薬を塗らないことで焼いた際に黒くなります。
歴史
佐渡無名異焼は、1603年に佐渡金山を調査するために訪れた山師が発明したと言われています。当初は日常雑器として使われていましたが、江戸時代後期には茶道具としても珍重されるようになりました。
伝統的工芸品指定の意義
伝統的工芸品の指定は、その工芸品の卓越した技術や伝統を保護し、後世に継承することを目的としています。佐渡無名異焼の指定により、その伝統的な技術や特徴が守られ、発展が期待されています。
関連情報
- 佐渡市：https://www.sado-kankou.com/
- 新潟県伝統的工芸品：https://www.pref.niigata.lg.jp/sangyo/dento/dento.html
- 伝統的工芸品：https://www.meti.go.jp/policy/mono_づくり/dentou_kougeihin/index.html
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