島根原子力発電所2号機火災の原因と再発防止策
中国電力は2024年10月17日、島根原子力発電所2号機で発生したタービン建物内火災の原因と再発防止策を発表しました。
火災の原因
火災は、主発電機に接続されたケーブルの絶縁体から出火したことが判明しました。絶縁体は熱と電圧によって劣化し、発火に至ったとされています。
再発防止策
再発防止策として、中国電力は以下の対策を実施するとしています。
- ケーブルの定期的な点検と交換の強化
- 絶縁体の品質管理の強化
- ケーブルの保護対策の強化（耐火材の設置など）
- 発煙・発火検知システムの強化
- 職員への安全教育の強化
これまでの経緯
火災は2023年11月22日に発生し、タービン建屋の非常用ディーゼル発電機のケーブルを焼き損ねました。原子炉の運転には影響がありませんでしたが、タービン建屋内の機器に損傷が発生しました。
中国電力はすぐに原子力規制委員会に報告し、原因究明と再発防止に向けた調査を開始しました。
影響と今後の対応
この火災による健康被害や環境への影響はありませんでした。
中国電力は再発防止策を徹底し、島根原子力発電所2号機の安全性を確保するとともに、安定した電力供給を維持していくとしています。
関連情報
- 中国電力プレスリリース：https://www.energia.co.jp/press/2024/31349.html
- 原子力規制委員会プレスリリース：https://www.nsr.go.jp/news/2023/pr20231123-3.pdf
島根原子力発電所2号機 タービン建物内での火災に係る原因と再発防止策について
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