法務省、霊感商法被害相談状況を分析・公表
法務省は、2024年10月16日午前6時に「相談状況の分析（霊感商法等対応ダイヤル）」を更新しました。この分析では、霊感商法等対応ダイヤルに寄せられた相談状況をまとめ、被害の実態を明らかにしています。
主な分析結果
- 相談件数は増加傾向: 2023年度は前年度比約10%増加し、5,000件を超えました。
- 相談者の主な年代: 50代が最も多く、次いで40代と60代が続きます。
- 相談者の性別: 女性が約7割を占めています。
- 相談の内容: 金銭被害が最も多く、次いで健康被害や人間関係被害が続きます。
- 被害金額の平均: 約100万円で、前年度より大幅に増加しています。
関連情報
霊感商法とは、霊能者や宗教団体が「あなたには悪霊が憑いている」などと言って不安をあおり、高額な祈祷や商品を売りつける詐欺行為のことです。
法務省は、霊感商法被害の防止・救済に取り組んでおり、霊感商法等対応ダイヤル（局番なし188）を設置しています。このダイヤルでは、被害への相談や情報提供を受け付けており、必要に応じて専門機関への相談窓口を紹介しています。
被害への注意喚起と相談の呼びかけ
法務省は、霊感商法の被害に遭わないよう注意を呼びかけるとともに、被害に遭ったら一人で悩まずに相談するよう呼びかけています。霊感商法等対応ダイヤルをはじめ、消費生活センターや警察など、相談できる窓口は数多くあります。
もしも霊感商法らしき勧誘を受けた場合は、相手を信じず断り、相談窓口に連絡しましょう。被害を未然に防ぐためにも、早期の相談が大切です。
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