EU、中・東ヨーロッパの学生住宅に5,000万ユーロを拠出
2024年10月11日、ブリュッセル発
欧州連合（EU）は、中・東ヨーロッパの学生住宅に5,000万ユーロ（約67億円）を拠出することを発表しました。この資金は、欧州投資銀行（EIB）を通じて、学生向け賃貸住宅の建設や改修に充てられます。
この資金拠出は、中・東ヨーロッパにおける学生住宅の不足に対処することを目的としています。この地域では、学生人口の増加と手頃な価格の住宅の不足により、学生が手頃な価格で安全な住居を見つけることが困難になっています。
EUの教育・文化・青少年担当委員であるマリア・ガブリエル氏は、「この投資は、中・東ヨーロッパで学びたい学生にとって大きな違いをもたらすでしょう。手頃な価格の学生住宅は、学生の成功と幸福に不可欠です」と述べています。
この資金は、以下の国々に拠出されます。
- ブルガリア
- クロアチア
- チェコ
- エストニア
- ハンガリー
- ラトビア
- リトアニア
- ポーランド
- ルーマニア
- スロバキア
- スロベニア
EIBは、この資金を学生寮、アパート、その他の学生向け賃貸住宅の建設や改修に投資するプロジェクトに貸し付けます。EIBは、EUの長期的な投資に関する融資機関であり、社会的および環境的に持続可能なプロジェクトに資金を提供しています。
この資金拠出は、学生の住宅事情を改善するというEUの取り組みの一環です。EUは、2021年から2027年にかけて、若者の就職、教育、社会的包摂を支援するための資金として、Erasmus+プログラムを通じて80億ユーロ以上を拠出しています。
追加情報
- EUのプレスリリースはこちら: ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_22_6583
- EIBのウェブサイトはこちら: www.eib.org/en/
- Erasmus+プログラムの詳細はこちら: ec.europa.eu/programmes/erasmus-plus/index_en.htm
EU commits €50 million for student housing in Central and Eastern Europe
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