エクアドルが漁業補助金協定を正式に受諾
2024年10月9日17時、世界貿易機関（WTO）は、エクアドルが漁業補助金に関する協定を正式に受諾したことを発表しました。
漁業補助金協定とは？
漁業補助金協定は、漁業資源の持続可能性を確保するために、WTO加盟国が有害な漁業補助金を取り締まることを義務付ける多国間協定です。この協定は2022年6月のWTO閣僚会議で採択され、2023年6月16日に発効しました。
協定の主な内容
- 違法、無報告、無規制（IUU）漁業の防止：違法な漁業者を支援する補助金の禁止。
- 魚種の乱獲の防止：過剰漁業や資源枯渇につながる補助金の抑制。
- 漁獲量の正確な報告を促進：不正行為を防止するための、漁獲量と採捕場所の正確な申告に関する補助金の提供。
- 開発途上国支援：持続可能な漁業慣行への移行を支援するための開発途上国への技術的支援と資金提供。
エクアドルの受諾
エクアドルは2023年6月16日に漁業補助金協定に署名しましたが、今回正式に受諾しました。この受諾により、エクアドルは協定の義務と権利の両方に拘束されます。
関連情報
- WTOの漁業補助金協定に関するニュースリリース：https://www.wto.org/english/news_e/news23_e/fish_16jun23_e.htm
- 漁業補助金協定の全文：https://docs.wto.org/dol2fe/Pages/SS/directdoc.aspx?filename=q:/WT/MIN22/WTM22_22_e.pdf&Open=True
- 漁業補助金に関するエクアドルの国家報告書：https://www.wto.org/english/tratop_e/rulesneg_e/fish_subsidies_e/responses3_e.htm
エクアドルの漁業補助金協定受諾は、持続可能な漁業と海洋環境の保護への同国の取り組みを示す重要なステップです。この協定は、漁業資源の持続可能性を確保し、未来の世代のために健全な海洋生態系を維持するために、世界的な協力の基盤を提供します。
Ecuador formally accepts Agreement on Fisheries Subsidies
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