NTT、脱炭素先行地域に地方自治体を支援
インターネット大手NTTは、2024年10月4日、「地産地消促進サービス」で地方自治体を支援するため、環境省の「脱炭素先行地域」に選定されたことを発表しました。
脱炭素先行地域とは
脱炭素先行地域とは、地域全体の温室効果ガス排出量を2030年までに46%（2013年度比）削減することを目指す、先進的な取り組みを行っている地域のことです。環境省が指定し、支援や助成金などの支援が受けられます。
NTTの地産地消促進サービス
NTTが提供する地産地消促進サービスは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを活用し、地域内で発電した電力を優先的に消費することで、化石燃料の消費を削減し、温室効果ガス排出量を抑えます。
このサービスは、地域内のエネルギー需給をリアルタイムに把握し、電力需要が供給量を上回ると、再生可能エネルギーを活用した発電所を稼働させ、供給量を増やします。逆に、供給量が需要を上回ると、余剰電力を蓄電池に蓄え、需要が増えた際に利用します。
これにより、地域のエネルギー自給率を高め、化石燃料に依存しない地域経済の構築が期待されます。
地方自治体への支援
NTTは、脱炭素先行地域に選定された地方自治体に対して、この地産地消促進サービスを提供します。自治体は、このサービスを活用することで、以下の支援を受けることができます。
- 地元産再生可能エネルギーの活用によるCO2排出量削減
- エネルギー自給率の向上
- 地域経済の活性化
今後の展開
NTTは、今後、脱炭素先行地域に採択された自治体と連携し、地産地消促進サービスの実証実験を行い、サービスの有効性の検証を進めていきます。また、サービスの普及拡大に取り組み、全国的な脱炭素化に貢献することを目指しています。
第5回脱炭素先行地域に選定～地方自治体への地産地消率向上サービスによる支援の取り組み～
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