文部科学省、技術士制度におけるIPD（インテグレイト・プロジェクト・デリバリー）の議論を公開
2024年9月30日、文部科学省は「技術士制度におけるIPD（インテグレイト・プロジェクト・デリバリー）に関する懇談会の議論のまとめ」を公開しました。
IPDとは
IPDは、プロジェクトの早期段階から設計、施工、運営までを一体的に管理する手法です。従来の分業化されたプロジェクト管理とは異なり、プロジェクトに関わる関係者が協力して、プロジェクトのライフサイクル全体を最適化することを目的としています。
懇談会の議論
文部科学省は、技術士制度とIPDの関連性を検討するため、2023年7月から懇談会を開催してきました。懇談会では、以下のような点が議論されました。
- IPDを理解するための技術士の知識拡大
- IPDプロジェクトにおける技術士の役割
- IPDを促進するための技術士制度の調整
議論のまとめ
懇談会の議論の結果、以下のような点がまとめられました。
- 技術士は、IPDの理解と適用に不可欠な知識を有しており、IPDプロジェクトにおいて重要な役割を果たすことができる。
- 技術士制度は、IPDの促進に向けて、以下のような調整を行う必要がある。
- IPDに関する教育・研修プログラムの拡充
- IPDプロジェクトにおける技術士の役割を明確化する
- IPDスキームへの技術士の参加を容易にする
関連情報
文部科学省の発表資料： 技術士制度におけるIPDに関する懇談会の議論のまとめ
IPDに関する詳細情報： インテグレイト・プロジェクト・デリバリー（IPD）
まとめ
文部科学省は、技術士制度におけるIPDの活用を促進することで、建設プロジェクトの効率化や品質向上を図ろうとしています。懇談会の議論は、技術士制度の調整に向けて重要な基盤を提供するものです。IPDの導入により、技術士は建設業界においてより中心的な役割を果たすことが期待されています。
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