中部電力、岩手県でバイオマス発電所の建設に着手
中部電力は2024年9月30日、岩手県紫波郡矢巾町に「矢巾バイオマス発電所」の建設に着手すると発表しました。
施設概要
- 所在地：岩手県紫波郡矢巾町大字矢巾字丸山
- 発電方式：バイオマス発電（木質バイオマスを燃料に発電）
- 発電出力：約10万kW（一般家庭約8万軒分の消費電力量に相当）
- 運転開始予定：2027年度上期
特徴
矢巾バイオマス発電所の最大の特徴は、発電に使用される燃料が「木質バイオマス」であることです。木質バイオマスとは、間伐材や製材くず、製紙工場で発生する未利用材などの木材由来の資源のことです。
化石燃料を燃焼させて発電する従来型の火力発電所の燃料に比べて、木質バイオマスは燃焼時に二酸化炭素をほとんど排出せず、環境に優しく持続可能な発電方法とされています。
関連情報
中部電力は、今回の矢巾バイオマス発電所を含め、全国で6基のバイオマス発電所を建設しています。これらは、再生可能エネルギーの導入拡大と脱炭素化社会の実現に寄与する取り組みです。
また、矢巾バイオマス発電所では、発電で発生する熱を利用して地域暖房にも利用される予定です。これにより、地域全体のエネルギー効率の向上とCO2排出量の削減が期待されています。
まとめ
矢巾バイオマス発電所の建設は、岩手県における再生可能エネルギーの活用と地域活性化に貢献するプロジェクトです。中部電力が推進する脱炭素化の取り組みの一環として、今後とも注目が集まることが見込まれます。
岩手県紫波郡矢巾町における「矢巾バイオマス発電所」の工事着手について
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