ホンダ、留寿都ウインド合同会社とバーチャルPPA締結でクリーンエネルギー化を推進
自動車メーカーのホンダは、2024年9月27日、留寿都ウインド合同会社とバーチャルPPA（仮想電力購入契約）を締結したと発表しました。この契約により、ホンダは留寿都ウインドファームで発電された再生可能エネルギーを購入することになります。
バーチャルPPAとは
バーチャルPPAとは、物理的な電力系統を介さずに再生可能エネルギーを購入する契約形態です。発電事業者は再生可能エネルギーを電力網に供給し、PPAの購入者は発生した再生可能エネルギー相当の環境価値を購入します。これにより、PPAの購入者は間接的に再生可能エネルギーを調達していることになり、クリーンエネルギー化に貢献できます。
ホンダの取り組み
ホンダは、2030年までに世界で販売するすべての新車を電気自動車（EV）にすることを目標にしています。そのためには、事業活動に伴うCO2排出を削減することが不可欠です。バーチャルPPAはホンダのカーボンニュートラル化に向けた取り組みの一環となります。ホンダは留寿都ウインドファームから30年間、再生可能エネルギーを購入する予定です。
留寿都ウインドファーム
留寿都ウインドファームは、北海道留寿都村に位置する風力発電所です。2012年に運転を開始し、総出力45.9メガワットを有します。風力発電は安定した電力供給ができ、CO2を排出しないクリーンエネルギー源です。
関係者のコメント
ホンダの執行役員である田中崇氏は、「このバーチャルPPAにより、ホンダは再生可能エネルギーの調達を拡大し、カーボンニュートラルの実現に貢献できます。留寿都ウインド合同会社と協力して、北海道の再生可能エネルギー産業発展に貢献していきたいと考えています」と述べています。
留寿都ウインド合同会社の代表取締役社長である澤畠宗司氏は、「ホンダと協力して、北海道で再生可能エネルギーを促進できることを大変うれしく思います。このバーチャルPPAは、ホンダのクリーンエネルギー化の取り組みを支援し、北海道の持続可能な未来に貢献します」と述べています。
まとめ
ホンダによる留寿都ウインド合同会社とのバーチャルPPA締結は、ホンダのクリーンエネルギー化に向けた重要な取り組みです。この契約により、ホンダは再生可能エネルギーを調達し、カーボンニュートラル化の実現に貢献します。また、北海道の再生可能エネルギー産業の発展にも寄与することが期待されています。
バーチャルPPAを留寿都ウインド合同会社と締結 ～クリーンエネルギー化の実現に向けて～
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