裁判を忘れないで！
皆さんは、約束を忘れたりすることがあるよね？裁判だって同じなんだ。裁判官だって人間だから、たまにはうっかりなっちゃうことがあるんだ。
民事訴訟法258条は、裁判官がうっかり裁判をするのを忘れてしまわないか、ちゃんと確認してるんだよ。
裁判官は、裁判をする日と場所を決めたら、それを裁判所の人がみんなに伝えるんだ。でも、万が一誰かに伝え忘れたりしたら、裁判を知らなかった人は大変だよね。
だから、258条はこう言ってるんだ。
「裁判官は、裁判をする日を決めたら、ちゃんと全員に知らせてね。うっかり誰かに伝え忘れないようにすること！」
裁判官は、この約束を守らないとダメなんだ。もし伝え忘れて裁判ができなかったら、誰かが損をしちゃうかもしれないからね。
だから、裁判官はみんなにちゃんと裁判を知らせて、脱漏（うっかり忘れること）ないように頑張ってるんだ。
裁判は、みんなが約束を守って、お忘れなく！
子ども向けの刑事訴訟法第98条の2
ある日、警察のおじさんに「悪いことをしたでしょ」と呼び止められたとしよう。
この法律は、そんなとき、子どもを守るための大切な約束なんだ。
まず、「黙秘権」って言葉があるんだよ。これは、自分が悪いことをしたって疑われても、黙って何も言わない権利のこと。
だって、子どもって、怖くなったり恥ずかしくなったりすると、何も言えなくなっちゃうよね。そんなときに、無理やり何か言わされたら大変！
だから、警察のおじさんが「悪いことした？」って聞いても、「黙ります」って言えばいいんだ。そうすると、おじさんは何も言えないの。
でも、おじさんが「黙秘権がありますよ」ってちゃんと説明しなかったら、そのときに黙っていてもダメなんだ。そんなときは、「おじさん、黙秘権の説明をしてくださいね」って言い返そうね。
それと、この法律には「親権者同伴権」ってのもあるよ。これは、警察に連れて行かれたとき、お父さんやお母さん（いないときは先生や弁護士さんでもOK）と一緒にいられる権利のこと。
だって、子ども一人じゃ心細いし、怖くなっちゃうよね。お父さんやお母さんがそばにいたら、安心できるでしょ？
だから、警察に連れて行かれたら、「お父さんやお母さんに連絡してください」って言おうね。そうすれば、お父さんやお母さんが来てくれるよ。
この法律は、子どもが警察のおじさんに悪いことを無理やり言わされたり、一人で怖がったりしないように守ってくれるんだ。
覚えておこうね！
裁判官、ちょっと待った！
第378条「異議」ってなに？
裁判官が何か決めようとしたとき、それを変えてほしいって言う魔法の言葉だよ。
例えば、裁判で「この人は悪い！」って決まっちゃったとしよう。でも、本当は「そんなことしてないのに！」って思っている人は、裁判官に「ちょっと待った！」って言えるんだ。それが「異議」だよ。
異議を言うとき、注意すること
異議を言うとどうなるの？
裁判官がもう一度考えて、決め直してくれるんだ。
「異議」ってのは、自分の意見を言うことが大切なんだってことを教えてくれる魔法の言葉なんだ。
だから、もし裁判で何か納得いかないことがあったら、勇気を出して「異議」を言おう！裁判官は、あなたの意見をちゃんと聞いてくれるはずだからね。
裁判官からの「すごい探り屋」決定！
裁判で「これは何だっけ？」って問題が出たとき、裁判官は「鑑定人」っていうすごい探り屋さんに相談するんだ。この探り屋さんは、裁判官が指定するんだって。
探り屋さんの仕事内容は？
例えば、こんな難しい問題を調べてもらえるよ。
どんな人が探り屋さんになれるの？
博士とか、専門家で、その分野に詳しい人がなるんだ。例えば、体のことを調べるお医者さん、美術の先生、お金の専門家とか。
探り屋さんのルール
裁判官が選んでくれるすごい探り屋さんが、難しい問題を解決してくれるんだね。裁判でモメた問題も、みんなスッキリ解決できるかも！
裁判所が「専門家」に聞きたいことがあるとき
裁判では、難しい問題を判断することがあります。そんなとき、裁判所は専門家に「助けて！」とお願いすることがあるよ。それが「鑑定」なの。
鑑定士さんって誰？
鑑定士さんは、医学、工学、建築、美術など、いろいろな分野の専門家だよ。まるで図鑑の博士みたいな人たち！
鑑定を頼む手順
裁判所が鑑定を頼むときは、こんな手順になるよ。
鑑定士さんの仕事
鑑定士さんは、裁判所の指示に従って、事件をよく調べたり、実験したり、計算したりするよ。そして、専門的な知識を使って、自分の考えを報告书にまとめて裁判所に提出するんだ。
鑑定報告書
鑑定士さんの報告書は、裁判官や弁護士をはじめ、裁判に関わるみんなが読むよ。専門的な内容だけど、みんなが理解できるように書かれているんだ。
裁判官の判断を助ける
鑑定士さんの報告書は、裁判官が難しい問題を判断するのに役立つよ。専門家の意見を聞くことで、裁判官はより正確で公正な判断を下せるようになるんだ。
例
裁判所から「書類を出せ！」と言われなかったらどうなるの？
裁判をしている時に、裁判所から「この書類を出してね」って言われることがあるんだ。これが「文書提出命令」ってやつ。
でも、もしその書類を出し忘れたり、出そうとしなかったりしたら...
裁判長が怒り狂うぞ！
そう、裁判長は「もう我慢ならん！罰が当たるぞ！」って怒り出すんだ。その罰ってのが...
だからね、裁判所から「書類を出せ！」と言われたら、必ず出すようにしようね。出さないと大変なことになるよ！
裁判所からお知らせが来たよ！
裁判所から「裁判所の手紙が届いたよ！」って連絡が来たんだって。それで、一緒に見てみたら、パソコンとかスマホとかで電子メールが届いてるの。
このメールってなに？
このメールは、「電子情報処理組織による処分の告知」っていうもので、裁判所が電子メールで裁判の書類を送ってくれたってことなんだ。
なんで電子メールで送るの？
裁判所の書類って、紙で送ることもできるんだけど、電子メールだとすぐに届くし、場所もとらないから便利なんだよ。
どうやって開けるの？
パソコンとかスマホでメールを開いて、裁判所から届いたメールをクリックすれば見られるよ。
何書いてあるの？
メールを開くと、裁判所が出した書類の内容が書かれてるんだ。例えば、訴状とか、判決文とか、そういうの。
これもらったらどうするの？
裁判所の書類を受け取ったら、期限までに裁判所に出かけて対応する必要があるよ。期限を逃すと、裁判で不利になることがあるから気をつけてね。
まとめ
裁判所から届いた電子メールは、パソコンとかスマホで裁判の書類を受け取れる便利なものなんだ。期限内に対応するのが忘れずね！そうすれば、裁判で不利にならないよ。
裁判所でウソ発見機大作戦！
裁判って、ときどきウソつきを暴くゲームみたいになるんだ。そのとき活躍するのが、スーパーウソ発見機の"鑑定人"さん！
鑑定人さんのすごい力
鑑定人さんは、裁判官が難しい専門知識が必要なことを調べたいときに、スーパードクターやスーパーエンジニアみたいに、専門的なことを調べたり、調べた結果を裁判官にわかりやすく説明してくれたりする特別な人なんだ。
鑑定人さんのウソ発見機大作戦
鑑定人さんは、裁判官から「この傷は誰につけられたか？」とか「この土地の価値はいくら？」って聞かれると、自分の持ってる知識や経験をフル活用して、ウソ発見機みたいに正確に答えを出そうとするんだ。
キュウリも鑑定人になれちゃう？
でも、何でもかんでも鑑定人になれるわけじゃないよ。裁判官が「キュウリに鑑定させようかな」って考えても、キュウリには法律や医学の知識がないから、残念ながら鑑定人になれないんだ。
鑑定人さんの秘密道具
鑑定人さんは、ウソ発見機大作戦に使ったり、調べたことを説明したり、証拠を集めたりするために、いろんな道具を使ってるよ。例えば、
鑑定人さんは、これらの道具を使って、まるでスーパーヒーローみたいにウソを見破ったり、隠れた真実を見つけたりするんだ！
鑑定人さんのルール
鑑定人さんには、ウソ発見機大作戦をするときに守らないといけないルールがあるよ。
だから、鑑定人さんは、裁判官の質問に正直に、公平に、専門的な知識に基づいて答えるんだ。
鑑定人さんの活躍で、裁判はピッカピカ！
鑑定人さんが頑張ってウソを発見したり、証拠を集めたりしてくれるおかげで、裁判官はみんなが納得できるような、公平でピッカピカな判決を下せるんだ！
裁判所で証人が話すとき
想像してみて！裁判所で、大事な話を聞く人がいるんだ。その人をお助けマンって呼ぶよ。
このお助けマンは、裁判官だったり、裁判官の代わりだったりする特別な人なんだ。で、お助けマンには大事な仕事があるんだ。
お助けマンの仕事その1：証人の話を聞くこと
お助けマンは、証人さんが話すのを聞くんだ。証人さんってのは、その事件について何か知っている人だよ。証人さんは、自分が知っていることをお話するんだ。
お助けマンの仕事その2：証人さんに質問するこ
お助けマンは、証人さんに質問することもできるよ。もっと詳しく知りたいことがあったら、「どうしてですか？」「いつですか？」って聞くんだ。
お助けマンの仕事その3：証人さんの話を記録すること
お助けマンは、証人さんの話をちゃんと記録するんだ。紙に書いたり、パソコンに入れたりしてね。そうすれば、後から見返して、何が話されたかを確認できるんだよ。
お助けマンが大事なのはなぜ？
お助けマンがいるから、裁判官は証人さんの話をちゃんと聞いて、記録することができるんだ。そうすれば、正しい判断をするのに役立つんだって！
ちょっと面白いお話
あるとき、お助けマンが証人さんに「あなたの名前は？」って聞いたら、証人さんが「ジョン・スミスと申します。でも、みんなからは『ハンマー』って呼ばれてます。」って言ったんだって。お助けマンは「なんで『ハンマー』なんですか？」って聞いたら、証人さんは「仕事でクギを打ち付けるのが早くて上手だからです。」って答えたんだって。面白いよね！
裁判所にこっそり遊びに行く方法（大人が見ていないとき限定）
昔々、裁判所はちょっと堅苦しい場所だったんだ。でも、ある日「子守裁判所」が生まれたんだよ！
子守裁判所って何？
それは、子どもたちが「訴え」というお悩み相談を裁判所にこっそり届けられる魔法の場所なんだ。
訴えってなに？
誰かが自分に対してイヤなことしたとき、それを裁判所に「こうされた！」って伝えることだよ。裁判所は、そのイヤなことについて考えてくれるんだ。
どうやって訴えを届けよう？
通常、大人は紙に書いて出すんだけど、子どもたちは「任意の出頭」といって、裁判所に行って直接伝えることができるんだ！まるで裁判所を探検するみたいに楽しいよ。
でも、裁判所って怖いんじゃないの？
心配しないで！裁判所の中は、子どもたちが怖がらないように工夫されているんだ。カラフルな絵が飾ってあったり、やさしい先生が相談に乗ってくれるよ。
じゃあ、どうやって裁判所に遊びに行くの？
まずは、おうちの人にお願いしておこう。おうちの人と一緒に裁判所に行って、係りの人に「あのー、訴えを届けたいんですが」って言うだけ。
裁判所に行ったら何するの？
係りの人が、何でイヤなことがあったのかを聞いてくれるよ。子どもたちの話をしっかり聞いて、そのイヤなことを解決するためにできることを教えてくれるんだ。
それで解決するの？
裁判所は魔法使いじゃないから、すべての問題を解決できるわけじゃないよ。でも、話を聞いてアドバイスをくれたり、イヤなことをした人に謝ってもらうように頼んでくれたりするんだ。
すごい！裁判所に行ってみようかな？
そうだね！子どもたちにも裁判所に遊びに行く権利があるんだ。イヤなことがあるとき、一人で悩まず、ぜひ裁判所の子守さんたちに相談してみてね！
裁判所に来なかったら、お小遣いがなくなるかも！？
裁判の呼び出し状が届いて、でもその日に裁判所に来なかったらどうなるでしょう？
お小遣いが減っちゃうんです！
この法律は、裁判所に来なかった人に罰金というお小遣いのようなお金を払わせたり、来てもらうために逮捕したりすることもできるって決めてます。
なんでそんなことするの？
裁判って真剣勝負！約束通りに来ないと、裁判がうまくすすまなくなっちゃうからなんです。
誰が罰金になるの？
呼ばれた人が来なかったら罰金です。でも、病気や事故でどうしても来られなかった場合は大丈夫です。
いくら罰金になるの？
裁判官がその人の収入や事情を考えて決めます。多い時は30万円くらいになっちゃうことも！
逮捕されることもあるの？
罰金が払えなかったり、何度も裁判に来なかったりすると、警察につかまって裁判所に連れてこられちゃうことがあります。
裁判所に来なかったら大変なことになるんだね！
裁判の呼び出し状が届いたら、ちゃんと裁判所に行きましょう。約束は守ることが大切です。
裁判所の「手紙」が届いたら？
裁判所から「手紙」が届いたら、それは「判決書」や「命令書」かもしれないよ。
判決書ってなに？
判決書ってのは、裁判所の「最終決断」なんだ。裁判官が、誰が悪いのか、いくら賠償しなきゃいけないか、などを決めるんだ。
命令書ってなに？
命令書ってのは、裁判所が誰かに「こうしなさい」と命令するんだ。例えば、「この部屋から出て行きなさい」とか、「このお金を払いなさい」とか。
届いたらどうする？
裁判所の「手紙」が届いたら、まず必ず受け取ろう。そして、中の紙を読もう。そこに、裁判所の決断が書いてあるよ。
字が読めない？
字が読めなかったら、お父さんお母さんやお兄ちゃんお姉ちゃんに読んでもらおう。先生が読んでもらってもいいよ。
終わり
裁判所の「手紙」は、裁判が終わったことを教えてくれるんだ。もしわからないことがあったら、すぐに教えてもらおうね。
裁判所の決定に納得いかないとき、このルールが役立つよ！
ある日、おもちゃ屋さんでピカチュウのぬいぐるみが欲しくてたまらないトモちゃんは、お小遣いを全部はたいて買っちゃったんだ。でも家に帰ってみると、ぬいぐるみがボロボロで、しかも鳴き声も変だったんだ。
トモちゃんはこれはおかしい！と思って、裁判所に「このぬいぐるみは偽物だからお金を返してほしい」と訴えたんだ。でも裁判所は「これは本物だよ」って言って、トモちゃんの請求を退けちゃったんだ。
そこでトモちゃんのママが、裁判所に「裁判所の決定は間違ってる！」って不服を申し立てたんだ。でも、裁判所の決定に不服を申し立てる場合は、14日以内にやらないといけない決まりがあるんだ。
するとママは、「そんなの知ってたけど、トモちゃんが風邪で入院しちゃってたから、それどころじゃなかったんだ」って理由で、14日過ぎてから不服を申し立てちゃったんだ。
裁判所は「14日過ぎてるから、不服を申し立てるのはダメだよ」って言うんだ。でもママは「子供の具合が悪くて仕方ない事情があったんだから、特別に認めてよ」って頼んだんだ。
すると裁判所は、トモちゃんの体調不良を理由に、14日過ぎてからの不服の申し立てを認めてくれたんだ。この決まりが民事訴訟法の第344条ってやつなんだ。
つまり、このルールは、14日以内に不服を申し立てられなかった人が、正当な理由があれば、裁判所に認めてもらえるってことを教えてくれるんだ。
だから、もし裁判所の決定に納得いかなかったら、14日以内に不服を申し立てようね。でも、本当にやむを得ない理由がある場合は、このルールを使って裁判所に相談してみよう！
裁判所の最終決戦場が上告裁判所！
裁判で負けた人は、上告裁判所というもっと偉い裁判所に「やり直し！」ってお願いできるんだ。でも、すべての負けが「やり直し！」できるわけじゃないよ。
上告できるのは、次の場合だけ！
上告するには、こうするんだ！
上告状には、こんなこと書くよ！
上告裁判所がやること
上告裁判所は、上告状を見て、「これはやり直すべき案件だなぁ」って思ったら、上告を認めるよ。でも、「この負けは仕方ないなぁ」って思ったら、上告を却下するんだ。
上告が却下されたら…
もう、「やり直し！」はできないので、裁判所の負けが確定しちゃうよ。
面白い豆知識
上告裁判所は、いつも上告を認めているわけじゃないんだ。実は、上告のほとんどは、却下されて「やり直し」できないんだよ。
裁判の最後の一発逆転！上告受理の申立て
裁判で負けてガッカリしたとき、最後の希望がこれ！上告受理の申立てだよ。
これがルールだ！
この申立てをするには、最高裁判所に「上告させてください！」とお願いするんだ。でも、誰でもお願いできるわけじゃないよ。
この2つの条件を両方満たさないといけないんだ。
上告受理の申立てをする意味
最高裁に上告受理の申立てをすると、こんな良いことがあるよ：
申立書の書き方
申立書にはこんなことを書かなきゃいけないよ：
最高裁のジャッジ
最高裁のお偉いジャッジたちは、上告受理の申立てを読んで、受理するかどうかのジャッジをするよ。ジャッジの基準は：
上告受理の申立ても簡単じゃない
上告受理の申立ては、とっても難しいよ。専門の弁護士さんに相談するのがおすすめだよ。でも、あきらめずに頑張って、裁判の最後の一発逆転を狙ってみてね！
裁判所の住所を決めるルール
裁判所に訴えるときってあるでしょ？そういう時は、どの裁判所に行けばいいのか迷っちゃうよね。そこで活躍するのが「民事訴訟法の235条」なんだ。
この法律は、裁判所の住所をどうやって決めるか教えてくれるんだ。
ポイントその1：被告さんの住所
一番大事なのは被告さんの住所。つまり、訴えられている人の住所だね。この住所がある裁判所が、原則として裁判をする場所になるんだ。
ポイントその2：複数被告の場合
被告さんが複数いる場合は、どちらかの住所でも裁判できちゃうよ。なので、自分にとって行きやすい住所を選べるんだ。
ポイントその3：住所が分からない場合
被告さんの住所が分からないときは、最後の住所があった裁判所か、財産がある裁判所に行けばOK。
ポイントその4：不動産関係の訴訟
土地や建物に関する訴訟の場合は、その不動産がある裁判所に行かないといけないよ。
ポイントその5：会社の場合
会社の場合は、本店がある裁判所か、支店がある裁判所に行けるんだ。
ポイントその6：国の機関の場合
国の機関が相手の場合は、東京地方裁判所に行くんだ。ちなみに東京地方裁判所は、東京にある日本ので一番偉い裁判所だよ。
まとめ
裁判所の住所を決める時は、
をチェックしよう。
これで裁判所の住所がバッチリ分かるようになるよ。裁判所に行きたいときも安心だね！
刑事訴訟法第三条「無罪推定の原則」
想像してごらん。
みんなで遊んでいるときに、ケンカが起きて、○○くんが△△ちゃんを叩いたって言う人がいるとするよね。
でも、○○くんは「そんなことしてないよ」って言ってる。
そんなとき、私たちはどうすればいいかな？
①△△ちゃんが叩かれたのは確かだから、○○くんが犯人だって決めつける？
それはダメなんだよ。
なぜかっていうと、○○くんは「してないよ」って言っているよね。もしかしたら、本当に叩いていないかもしれないじゃない？
②じゃあ、△△ちゃんと○○くんの話を聞いて、どっちが本当か決める？
それもダメなんだよ。
なぜかっていうと、ケンカは二人の間で起こったんだけど、私たちはそのとき現場にいないから、本当のことを知らないよね。
だから、刑事訴訟法の第三条はこう言ってるんだ。
「○○くんは、叩いたかどうかがはっきりするまでは『犯人じゃない』ってことにしなきゃいけないよ」
どうしてそうすると思う？
それはね、○○くんも△△ちゃんも、同じ人間だからだ。どっちも大切な友達だよね。
もし○○くんが本当に叩いていないのに、犯人にされてしまったら、とても悲しいよね。
だから、ちゃんとはっきりするまでは、どっちも犯人じゃないってことにするんだ。
これが「無罪推定の原則」なんだ。
つまり、ケンカをしたときも、悪いことをされたときも、ちゃんと証拠が集まるまでは、相手が犯人じゃないってことにするって約束なんだよ。
刑事訴訟法第十七条：誰もが犯罪を告発できるよ！
刑事訴訟法っていうのは、犯罪が起こったとき、どう調べて捕まえるかっていうルールなんだ。
この十七条は、"誰でも"っていうのはつまり、大人でも子供でも、警察官でも普通の市民でも、犯罪だと思ったことを警察や検察に伝えられるよってことなんだ。
例えば、公園でけんかをしていた人がいたら、"ケンカしてる！"って警察に通報してもいいってこと。これが犯罪の告発だよ。
でも、いたずらで嘘の告発はしちゃダメだよ。嘘をついたら、逆に自分が捕まるかもしれないからね。
告発するときは、できるだけ詳しい情報が大事。
こういうことを警察に伝えれば、警察が調べてくれるよ。
犯罪が起きていて、それを知っていたのに、警察や検察に告げなかったら、"黙秘罪"っていう罪になることもあるんだ。だから、もし何か怪しいことがあったら、勇気を出して告発しようね！
口頭弁論って？
裁判で、お巡りさんじゃない警察官みたいなお偉い人が「裁判長」という椅子に座って、おじさんおばさんたちの勝負を見てるんだ。これが「口頭弁論」ってやつ。
口頭弁論が途中で止まったとき
でもね、時にはこの勝負が途中で止まることがあるの。そうしたら、「口頭弁論を再開するよ！」って裁判長が言い出すんだ。
第百五十三条の秘密
ここに「第百五十三条」という秘密のルールがあるんだ。このルールは、裁判長が再開を決める時に、こんなことを言うんだ。
つまり、裁判長は「再開する時間」と「再開する日」を自由決められるんだ。
面白いポイント
このルールって面白いよね。だって、お偉い裁判長が、勝負を止めて「ご飯とか風邪とかで再開できないよ～」って言えちゃうんだもん。
子供向けにポイント
控訴ってなに？
裁判所で負けてしまった人が、もう一回別の裁判官に判断してもらうことだよ。
第二百八十六条（控訴提起の方式）ってなに？
これは、控訴するときのやり方を決めたお約束みたいなルールだよ。
ルール1：書類でやること
控訴するときは、まず「控訴状」という書類を書くんだ。
ルール2：裁判所に渡すこと
控訴状ができたら、負けた裁判所のおじさんに「控訴します！」って渡すんだ。
ルール3：期限を守るよ
控訴状は、負けたことを知ってから14日以内に渡さないとダメだよ。14日を過ぎると、控訴できなくなっちゃうよ。
書類って難しそう...
大丈夫！控訴状は難しい言葉で書かなくてもいいんだ。
「私はこの裁判に納得できないので、控訴します」
とか、
「判決が間違ってると思います」
みたいに、自分の言葉で書いてOKだよ。
でも、いつ負けたのか、どの裁判所に対して控訴するのか、自分の名前と住所はちゃんと書こうね。
控訴するとどうなるの？
控訴すると、別の裁判官がまた同じ裁判をしてくれるよ。でも、前の裁判と同じ証拠を全部また見せたりするのは大変だから、書類だけを見て判断するんだ。
それで、新しい裁判官が「前の判決は正しかった」と思えば、負けたまま。でも「前の判決は間違っていた」と思えば、勝てるかもしれないよ。
まとめ：控訴の3つのポイント