ニュース
想像してね！2人の子供がテレビゲームを買いたいんだ。だけどお金が足りないから、半分ずつお金を出し合って買うことにしたの。
ある日、弟がゲーム機を壊しちゃったんだ。お兄ちゃんは「半分しかお金を出してないのに、ゲーム機壊しちゃったの？責任を取ってもらうよ！」って言った。
これが「不可分債務」なんだ。不可分債務ってのは、2人以上で一つのものを共有していて、そのうちの1人がそれ壊したりなくしたりしたら、他の全員が責任を取らなきゃいけないってこと。
このケースでは、テレビゲーム機は1つのものだから、弟が壊したら、お兄ちゃんも責任を取らなきゃいけないってことなんだ。
でも、もし弟が半分以上お金を出していたら、お兄ちゃんの責任は減るよ。それは、弟がゲーム機を壊す可能性の方が高くなるからなんだ。
だから、みんなで何かを買うときは、公平にお金を出すことが大事なんだよ。そうじゃないと、全部壊れちゃったときに、みんなで責任を負わなきゃいけなくなっちゃうから！
ねえ、みんなで「食べられるアイス」と「ろうそく」を買おうって話になったとするね。
すると、お店の人がこう言ったんだ。
「このアイス、とってもおいしいんだけど、みんな仲良く同じ量にしてね。」
「このろうそくは、みんなで仲良く一緒に使わなきゃだよ。1本だけ使うとか、ダメだよ。」
これが「可分債権」と「不可分債権」っていうんだ。
「可分債権」っていうのは、アイスみたいなもので、みんなで仲良く分けられるもの、つまり「部分的に履行できる」もののこと。
「不可分債権」っていうのは、ろうそくみたいなもので、みんなで一緒に使わないといけないもの、つまり「部分的に履行できない」もののこと。
でも、あるとき、みんなが「アイスは半分だけ食べて、ろうそくは1本だけ使いたいな」と思ったとする。
すると、お店の人がまたこう言ったんだ。
「それはダメだよ。アイスもろうそくも、みんなで仲良く同じ量にする約束だったでしょ。」
これが「第431条」っていう法律のルールなんだ。
このルールは、約束を守らなきゃいけないってことだよ。
アイスとろうそくみたいに、みんなで仲良く分けたり使ったりするって約束をしたら、それを守らなきゃいけないんだ。
もし、約束を守らなかったら、お店の人が怒るし、取り返しがつかなくなっちゃうかもしれないよ。
だから、約束はきちんと守ろうね！
みんなで力を合わせてお宝をゲットしよう！
Imagineみんなで宝の地図を見つけたとしよう。でも、お宝を取るためには、みんなで力を合わせて宝箱の鍵を開ける必要があるんだ。
民法の第432条は、このルールを法律にしたもので、こう言っているんだ。
「みんなで力を合わせる（連帯債権者）なら、お宝（債務の履行）を誰にでも請求してOK！」
つまり、宝の地図を持っているみんなで力を合わせて、宝箱の鍵を持った1人に「鍵を開けて！」と言ったら、その1人は「わかった！みんなで協力しよう！」って鍵を開けてくれるってこと。
もし、その1人が「いやいや、自分で開けるから」って頑固だったら？そんな時は、他の仲間も「いやいや、みんなで協力しないと宝が手に入らないよ！」って言って、みんなで協力するよう説得するんだ。
そうやってみんなで力を合わせれば、宝箱を開けてお宝をゲットできるんだ。それが連帯債権者のルールだよ。
でも、注意してね！逆に言うと、宝箱の鍵を持っている人が「もう協力したくないから、自分で開ける！」って言い出したら、その人はもう他の仲間から協力してもらうことはできないんだ。だから、みんなで協力するのは大事だよ。
これが、民法第432条の面白い説明だよ！
あるお友達グループがレストランでご飯を食べたとしようね。そのお友達は3人いて、ケン、ユウ、レイとします。
みんなでハンバーガーを頼んだんだけど、お会計のときにケンとユウがお金を払わなかったんだ。そうなると、レイが全部のお金を払わないといけないよね。
もしレイが「なんで私だけ全部払わないといけないの？」って思ったら、民法第436条が味方してくれるんだ。
この法律はこう言ってるよ。「ケンとユウがお金を払わなかったから、レイはケンとユウに、自分が出したお金の一部を請求できるよ」って。
つまり、レイはケンとユウに「ハンバーガー代を折半してよ！」って言っていいんだ。
だから、みんなでご飯を食べるときは、ちゃんとみんなで払おうね。そうすれば、仲良くご飯が食べられるよ！
連帯債務って、お友達と仲良くするみたい！
連帯債務ってのは、お友達がお金を借りたときに、みんなが「それを返すよ！」って約束することを言うんだ。まるで、秘密基地で「みんなでこの基地を守ろうね！」って誓うみたい。
でも、お友達が秘密基地を壊してしまったらどうなる？
秘密基地を守ると約束したお友達が、うっかり基地を壊しちゃったら、みんな「あれー？」ってなるでしょ。でも、連帯債務だと、壊したお友達だけじゃなく、他の友達も「基地を直さなきゃ！」って責任を負うんだ。
秘密基地を直さなきゃいけない人は...
秘密基地を壊したお友達だけじゃなくて、みんなで責任を負うんだけど、誰がどのくらい責任を負うかは、約束したときにはっきり決めておくんだ。
誰かが「責任負わない！」って言っても...
お友達の一人が「基地を壊したのは私じゃないから、責任は負わないよ！」って言ったとしても、みんなで約束しちゃったから、責任は負ってもらわないといけないんだ。
秘密基地を直すお金がない...
みんなで責任を負うのはいいけど、全員がお金を払えないこともあるよね。そんなときは、払える人が払って、払えない人は後で返せばいいんだ。
連帯債務は、お友達と助け合って、約束をちゃんと守るために大切な約束なんだよ！
第438条：わんこそば連帯債務の取り消し
お友達の太郎、次郎、三郎がわんこそばを食べに行ったときのお話。
太郎が「僕はもうおなかがいっぱい！」と言って食べられなくなった。すると、次郎と三郎が「太郎の分も代わりに食べるよ！」と言って、わんこそばを全部平らげた。
このとき、太郎、次郎、三郎は、全部のおそば代を払う「連帯債務者」になったの。3人とも全部払わなきゃいけないわけ。
ある日、お店のおじさんが、次郎にだけ「次郎くん、君の分の代金は全部帳消しにするよ」って言ったんだって。
でも、これってちょっと問題があるんだ。次郎の分だけ帳消しにするっていうことは、太郎と三郎に負担が増えちゃうよね。
そこで、法律では、こういう場合に、太郎と三郎が次郎分の代金も払わなくてよくなるって決めてるんだ。
お店の「次郎の分を帳消しにする」っていう行為が、連帯債務者全員に対する「更改」にあたるからなんだよ。
だから、覚えておこう！
連帯債務者がいるとき、1人だけに「帳消しにするよ」って言ったら、他の全員も「ラッキー♪」って帳消しになっちゃうんだ。
ある日、アリスとボブという2人の友達が、協力してお店からおもちゃを買ったんだ。アリスは100円、ボブは50円出しておもちゃを手に入れたよ。
ところが、あとでアリスが「ボブが100円貸してくれてたんだ。返すの忘れてた！」って気づいた。でも、ボブも「アリスに50円貸してくれてたんだ。返すの忘れてた！」って言ってる。
そこで、アリスが「私が100円貸してた分はおもちゃで返してもらうから、ボブが50円貸してた分は私が現金で返すね」って言ったんだけど、ボブは「いやいや、おもちゃは2人で買ったんでしょ。お金も2人で返すのがフェアじゃない？」って言った。
そこで、裁判所が解決する方法を考えたんだ。
「アリスとボブは『連帯債務者』なんだ。つまり、おもちゃを買った借金は2人で一緒に負ってることになる。だから、アリスが100円、ボブが50円、分けて返すってのはアリだね。それで、アリスがボブに50円返せば、借金は全部なくなっちゃうよ！」
これが、第439条「連帯債務者の1人による相殺等」っていう法律なんだ。簡単に言うと、「連帯で誰かが借りたお金を、別の誰かが返せば、みんなで借りたお金は全部返済したことになっちゃうよ」ってこと。
つまり、アリスとボブは、おもちゃを買った借金も、お互いに貸し借りしたお金も、ちゃんと解決できたんだ！めでたしめでたし！
想像してみて！
ある日、友達のケンとユウが一緒にあなたにお金を借りたんだ。彼らは2人で500円借りたよ。
すると、ある日あなたがユウに会った時に、ユウが「ごめんね、自分の分を返し忘れちゃってた！」って言って250円を返してくれたんだ。
このとき、どうなると思う？
なんと、ケンの借金も250円減るんだ！
なぜかって？ケンとユウは連帯債務者っていう特別なお友達なんだ。つまり、どちらかが一部でも返済すると、もう一方の借金額もそれに応じて減るんだよ。
ちょっとややこしいかもしれないけど、こう考えよう。
ケンとユウが借りた500円は、大きなケーキなんだ。ユウが自分の250円を返したことで、ケーキの半分がなくなっちゃった。だから、残りのケーキは半分、つまり250円だけになってしまったんだ。
これが「連帯債務者の1人との間の混同」ってやつだよ。
面白いことに、ユウが自分の250円を返さなくても、ケーキは減らないんだよ。でも、あなたがケンに催促してケンが250円を返したら、ケーキは半分になっちゃうんだ。
連帯債務者って、ちょっと不思議な友達なんだよね！
想像してみて！お友達の家に遊びに行った時、お友達のお母さんがお友達に「お片付けしなさい」って言うとするよね。
その「お片付けしなさい」って言葉は、あなたには関係ないよね？だって、あなたはそのお友達のお母さんのお子様じゃないから。だから、あなたはお片付けしなくていいんだよね。
それと一緒で、法律も「あの契約はダメ」って決まりを作ったとしても、その契約に関わらない人は、その法律の影響を受けないんだ。これが「相対的効力の原則」っていうんだ。
例えば、お父さんとお母さんが「この家を売る」って契約をしても、お父さんとお母さんの子供であるあなたには何の関係もないでしょ？だから、あなたは家を売ったとしても、自分の部屋がなくなったりはしないよ。
でも、お父さんとお母さんが家を売って、そのお金で新しい家を買うとしたら、話は変わるかもね。だって、新しい家はみんなが住む場所になるんだもん。だから、お父さんとお母さんが新しい家をどうするかを決める時には、あなたにもちょっとは意見を言えるかもしれないね。
だから、「相対的効力の原則」というのは、法律は契約に関わった人にしか影響を与えない、っていうルールなんだよ。
損害賠償で代わりに損害を受け取れる法律があるよ！
もし、誰かがあなたの大事なものを壊したり、けがをさせたりしたら、その人はあなたに損害のお金を払わなきゃいけないよね。でも、あなたが未成年の子供だったら、代わりに誰かがあなたのために損害のお金を受け取ることができるんだ！
その人が誰かって？それはあなたの親や保護者だよ！
この法律は「第422条」って呼ばれていて、こう言ってるんだ。
これって、まるでスーパーマンがお子さんの代わりに損害のお金を受け取ってくれるみたいでしょ？
なんでこんな法律があるの？
子どもってまだ未熟だから、自分の権利を守るのが難しいよね。だから、法律が子どもたちを守ってくれるんだ。怪我したり、大事なものを壊されたりしたら、大人たちが代わりに損害のお金を受け取って、子どもの面倒を見てくれるようにしてくれるんだよ。
注意することもあるよ
ただ、この法律はちょっと注意するところもあるんだ。親や保護者が損害のお金を受け取ると、子どもが直接お金を受け取ることはできないよ。でも、大人たちはそのお金を子どものために使わなきゃいけないんだ。例えば、医療費や修理代、教育費とかね。
大事なものを壊したり、けがをさせたりしたら、相手にちゃんと謝って損害のお金を払ってもらうようにしようね！そうすれば、子どもでも安心して大切なものを守ることができるよ！
お金を借りるときは、普通は利息を払わないといけないよね。この利息の割合が法律で決まっているんだ。それが「法定利率」というやつ。
この法定利率は、法律が「お金を借りたとき、利息はこんなに払えばいいよ」と決めている割合なんだ。まるで、スーパーで野菜が「1kg100円」って値段が決まっているみたい。
じゃあ、この法定利率はいくらかっていうと、なんと年間5%なんだって。10万円借りたら、1年で5000円、5万円借りたら、1年で2500円利息を払うことになるよ。
でもね、実際に銀行でお金を借りるときは、この法定利率よりもっと高い利息を払うことになることが多いんだ。それは、銀行が「お金を貸すのって面倒だから、ちょっと多めに利息もらいたいな」って考えるから。
だから、お金を借りるときは、この法定利率が最低の利息になることを覚えておいてね。もし、それより高い利息を払わされていたら、「ちょっと待った！」って言って、銀行に「法定利率にしてよ！」ってお願いしてみよう。
想像してみて！あなたのヒーローがいて、そのヒーローが誰かに借りたお金を返せないとするよね。このときヒーローを助けるための「スーパーヒーロー」になれるんだ。それが「債権者代位権」だよ！
ヒーローのお金を貸した人が「債権者」で、お金を返せない人が「債務者」って呼ぶよ。債権者はヒーローにお金を貸したのに、返してもらえなくて困ってるんだ。
ところが、債務者は実はこっそりお金を貯めていたり、他のものを持っていたりするかもしれないね。そこで、債権者がスーパーヒーローに変身して、債務者の代わりにそのお金を取り立てたり、ものを差し押さえたりできるのが「債権者代位権」なんだ。
でも、誰もがスーパーヒーローになれるわけじゃないよ。次の3つの条件を満たさないといけないの：
この3つの条件を満たせば、債権者はスーパーヒーローとなって、ヒーローに代わってお金を取り立てたり、お宝を差し押さえたりすることができるんだ。そうすれば、ヒーローも債務者もスッキリできるね！
お金を借りたときに、利息を払う代わりに、利息のお金を借りた金額に加えてもらう方法があるよ！これを「利息の元本への組入れ」っていうんだ。
想像してみてね。お友達から100円借りて、毎月5円ずつ利息を払うとしよう。すると、1年は12か月だから、1年間で60円の利息を払うことになるよね？
でも、「利息の元本への組入れ」を使うと、利息を払う代わりに、1年間の利息分である60円を借りた金額の100円に加えてもらうことができるんだ。そうすると、借りた金額は100円から160円に増えるよ！
最初は「わーい、利息を払わなくていい！」って思うかもしれないけど、実はこの方法にはちょっと怖いところがあるんだ。
というのも、借りた金額が増えるということは、将来返すお金も増えるってことだから。なので、利息の元本への組入れは、どうしてもお金がなくて利息が払えないときに使う方法なんだよ。
でも、お友達のお金じゃない、銀行とかから借りたお金だったら、この方法を使うと、銀行がどんどんお金持ちになっちゃうから、あんまり使わないほうがいいんだ。
想像してごらん。ある人がお金や大事なものをたくさん持っていたとしよう。でも、びんぼうになりそうなことがわかってきたんだ。
困った彼は、思いついた。大事なものを全部、親友や家族に「あげる」ことにしたんだ。そうすれば、お金を貸していた人が大事なものを取り上げられなくなるから。
でも、ズルいよね？お金を貸していた人は、約束通りお金を返してもらえなくなるんだ。そんなことを許しちゃダメ！
そこで、法律では「大事なものをあげてあげる」ふりをして、実はそうじゃないってことを証明できたら、お金を貸していた人たちは、その大事なものを取り返せるようにしたんだ。
これが「詐害行為取消請求」という法律で、例えば、こんなときに使えるよ。
でも、注意が必要なんだ。大事なものを「あげた」ふりをしていても、本当にあげたつもりだった場合は、取り返せないことがあるよ。例えば、本当に親友や家族にあげるつもりで「あげた」とか、お金を貸していた人がそのことを知っていたけど、黙っていた場合とかね。
あるお店で、マンガ「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」の２つのマンガ本があるんだって。あなたがどちらかを選ぶ権利があるんだよ。
でもね、お店の人が「やっぱり『ドラえもん』にします！」と言ったら、もう「クレヨンしんちゃん」を選ぶことはできないんだ。これを「選択権の帰属」っていうんだよ。
でも、もしお店の人が「『ドラえもん』か『クレヨンしんちゃん』、どっちでも好きな方選んでいいよ」って言ったら、あなたは好きな方を選べるんだ。これは「選択権の保留」っていうんだよ。
だからね、お店の人が先に選ぶと、あなたの選ぶ権利はなくなっちゃうから、選ぶ権利はお店の人が持ったってことなんだよ。
まるで、ドラえもんが「このままにしておいて」っていうみたいにね！
想像してみてごらん。
ある日、あなたがアイスクリーム屋さんに行くと、おいしいアイスクリームが3種類あるよ。
どれもおいしそうで、どれにするか決められないよね。そんなときは、アイスクリーム屋さんのおじさんがこんなことを言うんだ。
「このアイスクリームはね、全部僕のものなんだけど、君にひとつだけあげるよ。でも、どれにするかは君が決めてね！」
それが「選択権」ってやつなんだ。おじさんはアイスクリームの持ち主で、君にはその中から好きなものを選ぶ権利があるってこと。
君なら、どれを選ぶ？
バニラはいつも間違いないおいしさだけど、チョコレートの濃厚さも捨てがたい。抹茶もさっぱりしていて夏にぴったりだけど、やっぱりどれも捨てがたいよね。
そんなときは、じっくり考えて、自分がいちばん食べたいと思うものを選べばいいんだ。それが、選択権を使うってことだよ。
でも、大切なのは、一度選んだらそれを守ること。おじさんは他のアイスクリームは君にあげないからね。だから、よく考えて、後悔のない選択をしようね！
あるとき、公園でサッカーをしていた元気な男の子が、ぼーっとしていた女の子とぶつかってしまったんだ。
女の子は転んで、膝をけがしてしまったよ。すると、男の子のお父さんは女の子にお詫びをして、病院代や治療費を払うことにしたんだ。
でも、女の子はけがをしたせいで、しばらくサッカーができなくなってしまった。そのため、女の子のチームは試合で負けてしまったんだ。
そこで、女の子のお父さんは、試合に負けたことによるチームの損害についても、男の子のお父さんに請求したよ。
すると、法律では「第４１６条」というルールがあって、男の子は次の費用を支払う必要があるんだ。
どうしてこんなルールがあるのかって？それはね、男の子が女の子にぶつかったのが原因で、女の子がけがをしたり、チームが負けた損害が出たんだ。だから、男の子にはその責任があるっていうことなんだよ。
このルールは、相手をけがさせたり損害を与えたとき、それをちゃんと責任を持って支払うようにするためにあるんだ。
だから、みんなも元気いっぱい遊ぶときは、周りの人に気を付けて、けがをさせたり損害を与えないようにしようね！
「選択権の移転」ってのは、こんな面白いお話しなんだ！
ある日、おかしを買いに行った2人の子供、ケンタとユウカ。お店には、ド派手な色をした大きなグミキャンディーが置いてあったよ。
「わぁ、このグミ欲し～い！」とケンタ。でも、お財布の中身はたったの100円。グミは120円…。
困ったケンタは、ユウカにこう頼んだ。「ユウカ、お姉ちゃんこのグミ、どっちか買ってくれる？そしたら、今持ってるおかしを全部あげるよ！」
ユウカはグミをジロジロ見つめて、しぶしぶ承諾。ケンタは、おかしを全部ユウカにあげて、グミを選んだの。
そこで、この「選択権の移転」登場！
つまり、ケンタは自分でグミを買えなかったけど、ユウカにおかしをあげることで、グミを買う「選択権」をユウカに移したんだ。ユウカはケンタのおかしをもらったお礼に、ケンタの代わりにグミを買ってあげたってこと。
でも、もしユウカがケチんぼで、「自分で120円払って買うもんか！もういいや」ってなったら？
そうすると、ケンタはグミを買う権利を失っちゃうんだよ。だって、ケンタは自分の持ってるおかしを全部ユウカにあげちゃったから、自分でグミを買うお金がなくなっちゃったんだもんね。
だから、「選択権の移転」ってのは、自分の権利をお友達に移すこと。でも、そのお友達がその権利を行使しなかったら、元々の持ち主は権利を失っちゃうから注意が必要なんだよ！
「みんなで決めてね！」というお約束
ある日、2人の友だち、アリスとボブが遊園地に遊びに行ったときのこと。彼らはおいしいポップコーンを見つけ、誰と一緒に食べようか話していた。
「私は塩キャラメル味が好き！」とアリス。
「私はバター醤油味が好き！」とボブ。
でも、どちらの味も譲れなくて困ってしまった。そこで、彼らは「第三者の選択権」というお約束を持ち出したんだ。
第三者の選択権とは、「みんなで決める権利のこと」だよ。この場合、アリスとボブ以外の人にどっちの味にするか選んでもらうことにしたんだ。
すると、近くにいたお友達のキャロルに「どちらの味にするか決めてもらおう！」とお願いした。キャロルはポップコーンを2つとも試食して、考え込んだ。
「うーん、難しいけど...バター醤油味が好きかな」
キャロルがバター醤油味を選んだので、アリスとボブはどっちの味かケンカせずに食べることができたんだ。
これが「第三者の選択権」だよ。みんなで決められないとき、誰かに決めてもらえばいいんだ。そうすれば、ケンカせずにみんなが納得できる解決になるんだね。
想像してみて！お母さんがコンビニにあなたを連れて行って、次の商品の中から好きなものを1つ選んでいいよって言ったとします。
「ジュース、お菓子、パン」の3つがあるけど、裏側に「当たり」のシールが貼ってあるのはどれかわからないんだ。
でも、あなたが「ジュース」を選んだ瞬間に、なんと！お菓子が「当たり」だったことが判明したんです。
そういうとき、民法の第410条って魔法の言葉が活躍するんだ。この魔法の言葉はね、「もしあなたが選んだものが選べなかったら、代わりに残ったもので一番いいものを手に入れられるんだよ」っていう決まりを教えてくれるんだ。
つまり、今回だと「ジュース」が飲めなくなっちゃったけど、代わりに「当たり」のお菓子が手に入るってこと！やったね！