想像してみて！
ある日、船が海を航行していたら、なんと別の船とぶつかってしまったんだって。でもこの船はちょっと特別で、海の中を航行する潜水艦だったんだ。
普通なら、船と船がぶつかったら商法っていう法律のルールに従うんだけど、潜水艦と船がぶつかった場合はちょっと違うんだ。なぜかっていうと、潜水艦は海の中を航行する特殊な乗り物だから、法律でも特別なルールが決められてるんだ。
そこで登場するのが商法の七百九十一条という法律。この法律はね、潜水艦と船がぶつかったとき、「普通の船と船がぶつかった場合と同じように考えてね」って教えてくれてるんだ。
つまり、潜水艦が船とぶつかったら、船と船がぶつかったときと同じように責任を負うってこと。潜水艦だから特別扱いじゃないんだね。
これを子供に分かりやすくすると、「潜水艦もお船と同じで、他の船とぶつかったら、普通のお船と同じように責任取らなきゃいけないんだ！」ってことかな。
船舶保険では、もし船が沈んだりしたら、お金をもらえるんだ。このお金がどのくらいになるかは、船の「保険価額」によって決まるよ。
保険価額は、船の価値のことじゃないんだ。もし船が沈んだら、いくら損をするかを考えた金額なんだよ。例えば、船が沈むと、船そのものの値段だけでなく、運んでいた荷物の値段や、船乗りの給料など、いろんなお金が失われるよね。その合計が、保険価額になるんだ。
保険価額を決めるのは、船の持ち主さんと保険会社さんが話し合って決めるんだ。船の持ち主さんは損をしたくないから、保険価額を高くしたいし、保険会社さんはお金を払いたくないから、保険価額を低くしたいんだ。それで、お互いの言い分を聞いて、妥当な金額を決めるんだよ。
この保険価額が大事なのは、もし船が沈んだら、保険会社さんからもらえるお金が、この金額を超えないってことなんだ。だから、船の持ち主さんは、損をしないように、保険価額をできるだけ高く設定する必要があるんだ。
でも、逆に保険価額を高くしすぎると、保険料が高くなってしまうんだ。保険料というのは、保険会社さんに払うお金のことね。保険価額が高ければ、保険料も高くなるんだよ。なので、船の持ち主さんは、保険料と保険価額のバランスを考えて、賢く保険に入る必要があるんだ。
船舶保険って、船の持ち主さんにとって大切な仕組みなんだね。船が沈んでも、保険価額までならお金がもらえるんだもん。でも、船が沈まないように、安全運転を心掛けてほしいな！
想像してみて！
テレビでよく見るあの「宝くじ」みたいなものがあるとしよう。それが「所得税」なんだ。
みんなが働いてお金を稼ぐと、この宝くじに参加することになるんだ。でも、宝くじとはちょっと違って、当たりは少ないよ。
では、どうやって当たりを決めるかというと、決まったルールがあるんだ。まず、みんなが稼いだお金を「所得」というグループ分けをするよ。
そして、それぞれの所得に対して、決まった「税率」という確率を設定するんだ。これが、宝くじの「当たり確率」みたいなものだよ。
例えば、「200万円までの所得」なら、10%の確率で当たりが出る。「200万円超え」なら、20%の確率で当たりが出る、みたいな感じね。
当たった人は、所得の何パーセントかを「税金」としてお国に納めることになるんだ。これが、宝くじの「賞金」みたいなもの。
この所得税は、みんなが安心して暮らせるように、病院や学校、道路を作るお金に使われるんだよ。
つまり、所得税は、みんなが協力してお国に宝くじを買ってもらうことで、みんなにいいことをするお金を集める仕組みなんだ！
倉荷証券って、まるで宝島の地図みたいなものなんだ。
この地図を持っていると、倉庫に預けている宝物（商品）を受け取ることができるんだよ。
でも、もし地図をなくしちゃったら、大変！宝物を手に入れることができないよね。
そこで、商法の68条の出番だ。この条文は、倉荷証券が紛失したり、盗まれたりした場合に、新しい地図を作ってもらうことができることを教えてくれているんだ。
この新しい地図を作ることを「再交付」というんだけど、まるで地図の複製を作るようなイメージだね。
再交付してもらうには、倉庫の人に「倉荷証券をなくしたんです！」って伝える必要があるよ。そしたら、倉庫の人が新しい地図を作ってくれるから、それで宝物をゲットできるんだ。
でも、注意しないといけないのは、元の地図が見つかっちゃった場合。
元の地図が有効になっちゃうと、新しい地図は使えなくなっちゃうんだ。だから、元の地図が見つかったら、すぐに倉庫の人に連絡して、取り消してもらわないとダメだよ。
これが商法68条の「倉荷証券の再交付」なんだ。これがあれば、倉荷証券をなくしても、宝物を手に入れることができるから、安心して倉庫に預けておけるよね。
想像してみて！
裁判所が「このおもちゃはあなたのものだよ」と決めたとするよね。でも、そのおもちゃは本当はあなたの弟か妹のものだったとしよう。
そんな時、第三百四条っていうお決まりがあるんだ。このお決まりはこう言ってるよ。
「裁判所が間違えた判決をした場合は、それを取り消したり、直したりすることができるよ」
つまり、裁判所の「おもちゃはあなたのもの」という判決が間違いだったら、それを取り消したり、「おもちゃは弟か妹のもの」って直したりできるってことなんだ！
どうしてこんなお決まりがあるかというと、裁判所だって人間だから、ミスをすることがあるからなんだ。それで、間違えた判決が出た時にそれを直すためのルールが必要になって、第三百四条ができたんだよ。
だから、裁判の結果に納得がいかない時は、このお決まりを使って、正しい判決になるようにお願いしてみてもいいんだ！
倉荷証券って、倉庫にお預かりしたお宝の代わりに渡される大切な紙きれなの。
この紙きれ、とってもすごいんだけど、この紙きれを持ってる人がお宝の持ち主ってことになっちゃうの。だから、この紙きれを誰かに渡したり、誰かに預けたりすると、その人がお宝の持ち主になっちゃうんだ。
例えば、倉庫に大事な宝物を預けて、その代わりに倉荷証券をもらったとしよう。この倉荷証券を友達のゴンちゃんに渡したら、ゴンちゃんが宝物の持ち主になっちゃうってこと！
でも、ちょっと待った！倉荷証券は預け入れしたお宝の代わりだから、ゴンちゃんが倉荷証券を無くしたり、破ったりしたら大変！そのお宝は誰が持ってるかわからなくなっちゃうから。
だから、倉荷証券を渡したり預けたりするときは、とっても慎重に考えないといけないんだ。これが商法の666条が言ってることなんだよ。
倉庫さんに荷物を預かってもらうと、倉庫さんはその荷物の面倒を見てくれるんだ。でも、倉庫さんも人間だから、たまにはミスしちゃうことがあるんだって。
で、この法律は、そんなときのためのルールなんだ。
倉庫さんが荷物を壊したり、無くしたりしたら、倉庫さんは「ごめんなさい」して、荷物の価値と同じくらいのお金を払ってくれるんだ。でもね、全部のミスが対象じゃないんだって。
例えば、こんなときは倉庫さんはお金を払ってくれないよ。
でも、倉庫さんが「盗んでやったぜ！」とか「捨てちゃったわ！」みたいな、悪いことをした場合は、お金を払わないといけないよ。
だから、倉庫さんに荷物を預ける時は、荷物の状態を一緒に確認したり、自然災害に備えたりすることが大事なんだ。そうすれば、倉庫さんも安心して荷物の面倒を見てくれるよ！
倉庫屋さんをイメージしてね！倉庫屋さんって、みんなの大切な荷物を預かってくれるお仕事なんだ。
このお仕事には、ちゃんと預かったものをちゃんと返す責任があるんだよ。
でも、もし何かの事故や災難で荷物がダメになっちゃったときは？
そんなときは、倉庫屋さんが悪いんじゃないの？ってお思うかもしれないけど、実はそうじゃないんだ。
例えば、地震で大地震が起きて倉庫がつぶれたり、火事で燃えたりしたら、倉庫屋さんの責任にはならないんだ。それは、自然災害だからしかたがないよね。
でも、倉庫屋さんがちゃんと管理していなかったり、ミスのせいで荷物がダメになっちゃった場合は、倉庫屋さんの責任になるよ。
例えば、荷物を雨に濡らしたり、ねずみにかじられたり、間違えて違う人に渡したりしたらダメなんだ。
だから、倉庫屋さんは、荷物を責任を持って預かり、ちゃんと返すように頑張らないといけないんだ。
もし倉庫屋さんが荷物をダメにしちゃったら、倉庫屋さんにお金を払ってもらって、新しいものを買ったり、修理したりできるよ。
そうやって、大事な荷物はちゃんと守られるんだ！
昔々、倉庫番さんというお仕事をする人がいました。倉庫番さんは、みんなの大切な荷物を預かって、安全に保管するお仕事です。
でも、倉庫番さんも人間だから、時にはミスをしてしまうこともあります。荷物を壊したり、なくしたりしてしまうこともあります。
そんな時、荷物の持ち主さんが倉庫番さんに「大変だー！荷物がダメになっちゃった！」とクレームを言いに来ます。倉庫番さんは「ごめんなさい！弁償します！」と謝ります。
でも、クレームを言いに行くのが遅すぎると、倉庫番さんは「ごめんなさい。弁償できないよ。もう時効になっちゃったから。」と言うことがあります。
この時効というのは、クレームを言いに行く期限みたいなものです。クレームを言いに行けるのは、荷物を預けてから1年以内です。1年以上経ってしまうと、倉庫番さんは弁償しなくてよくなってしまうんです。
これは倉庫番さんを守るためのルールです。クレームを言いに行くのが遅いと、倉庫番さんは荷物をどこへやったかわからなくなったり、壊れた荷物を元通りにするのが難しくなってしまうからです。
だから、大切な荷物を預けたら、早めに受け取りに行って、ちゃんと中身を確認しましょう。そうしないと、時効になってしまうと大変なことになりますよ！
昔々、法廷で専門家のおじさんやおばさんが話をする時、みんなは同じ部屋にいなきゃいけなかったんだ。でも、今ではとっても便利になったんだよ！
テレビ電話みたいだけど、もっとすごいんだ。離れたところにいる専門家の人と、電話で話しながら、まるで目の前にいるみたいに対話できるんだ。
例えば、お医者さんのおじさんが病気のことを聞きたい時、法廷に行かなくても、家にいながら電話でつながれるの。しかも、お医者さんがパソコンの画面でレントゲン写真を見せたり、おじさんが自分の傷跡をカメラで映して見せたりもできるんだ。
これって魔法みたいでしょ？法廷にいなくても専門家の人とつながれるから、遠くから来た人でも、忙しくて来られない人でも参加できるようになったんだよ。みんなが法廷に来やすいように、考えてくれたんだ。
昔は裁判所に行って、裁判官の前で直接お話をしていたよね。でも、今は便利なパソコンやスマホを使って、どこからでも裁判に参加できるんだよ！
この法律は、そんな新しいお話をどうやってするのかを決めたルールなんだ。
まずは、パソコンやスマホに「テレビ電話」って機能があるでしょ？これを使って、裁判官と直接顔を見てお話しできるんだ。まるでテレビ電話でお友達と話すみたいに！
でもちょっと違うのが、画面には裁判官だけじゃなくて、原告（裁判を起こした人）と被告（裁判を起こされた人）も映るんだよ。まるでみんなで同じ部屋にいるみたい。
それで、パソコンやスマホの音声機能で、みんなでお話するんだけど、裁判官の言うことは「記録」されて残るんだ。まるで、先生が授業で言ったことがノートに書かれるみたい。
この方法だと、遠くに住んでいたり、体が不自由だったりしても、裁判に参加することができるんだ。裁判所に行くのは大変だし、時間もかかるよね。それが、自宅でテレビ電話を使えば、もっと簡単に参加できるようになるってこと！
だから、この法律のおかげで、お友達とテレビ電話でお話するのと同じように、裁判でもテレビ電話でお話できるようになったんだ。とっても便利で楽しいよね！
船が航海中に嵐に遭ってSOSを出したとしよう。そのとき、船長は船と積荷を救うために、一部の積荷を海に捨てたり、マストを切ったりするかもしれないね。
この海に捨てた積荷や壊れたマストを「共同海損」っていうんだ。船長さんはみんなの荷物や船を守るために泣く泣く決断をしたから、その損害はみんなで分担して支払うことにするんだ。
この支払い分担のルールが商法の第八百十条に書かれてるよ。ちょっと難しいけど、一緒に見ていこうか。
まずね、共同海損の損害は、船の所有者と積荷の所有者みんなで分担するんだ。これはみんなで助け合ったんだから、みんなで損害を分けるのはフェアだよね。
そして、分担額は、それぞれの損害の価値によって決まるよ。例えば、高級な積荷を捨てた場合は、安価な積荷を捨てた場合よりも分担額が多くなるんだ。
でもね、もし積荷を捨てたり壊したりした船長さんが、わざと悪いことをした場合は、全員で分担するんじゃなくて、船長さんが全部支払わなきゃいけないんだ。ずるいことをしちゃダメだってことだよ。
これが商法の第八百十条のルールだよ。みんなで力を合わせて船を救ったんだから、みんなで公平に分担して、海から無事に帰港しようね！
そうそう、このルールは嵐とか事故の時だけじゃなく、例えば救助した漁船に報酬を支払った場合や、海賊から身を守るために武器を買った場合も、共同海損としてみんなで分担するんだって。船乗りさんたちって助け合いの精神が強いんだね。
船って、大きな海を航海する乗り物だよね。この船を安全に管理する責任を負っている人を「船舶管理人」って言うんだ。
船舶管理人は、まるで船の親みたいな人なんだ。船の健康や安全を守るのがお仕事だよ。
船に傷があったり、壊れたところが発見されたら、修理の手配をするの。もし船が病気になったら、お医者さんのように修理してあげたり、新しい部品を付け加えたりするんだ。
船が安全に航海できるかどうかを確かめるのも船舶管理人の大切な仕事。海図やコンパスをちゃんと持っているか、救命ボートや救命胴衣が備わっているか、全部チェックするんだ。
それとね、乗組員が元気かどうかにも気を配るんだよ。みんなが規則正しく寝て、ちゃんと食事をして、病気になっていないか、気にかけてあげるんだ。
船舶管理人は、船と乗組員みんなの安全を守って、船が安全かつ快適に航海できるように一生懸命頑張っているんだ。まるでスーパーヒーローみたいでしょ？
船を借りている人が修理するルールって決まりがあるんだよ。
船を借りている人は、借りた船が壊れたら、自分で修理しなくてはいけないんだよ。これは「船舶の賃借人による修繕」というルール。
でも、船の修理ってとってもお金がかかるでしょ。だから、借りている人にはある条件があるんだ。
それは、船の価値が大きく上がったり、全く新しいものになったりしない修理なら、貸している人に許可をもらわなくてもいいってこと。
たとえば、ちょっと塗装を塗り直したり、小さな部品を交換したりする修理なら、自分で勝手にやってもいいんだ。
でもね、もし船の価値がぐーんと上がったり、まるで新品みたいになったりする修理をする場合は、事前に貸している人に許可をもらわないといけないんだよ。これは「改造」って呼ばれるんだ。
たとえば、エンジンをもっと新しいものに変えたり、船の大きさを変えたりする修理は改造になるから、許可が必要なんだ。
なんでこんなルールがあるかというと、船の価値が上がったり、新品みたいになったら、貸している人も嬉しいわけ。だから、貸している人に許可をもらってから修理してもらった方がいいよね。
それとね、船ってとっても大きいから、修理に時間がかかることもあるんだ。だから、借りている人は、許可なしで修理しちゃった場合は、ちゃんと貸している人に報告しないといけないんだよ。
そうすれば、貸している人も「あ、あの船が修理中なんだ」って分かって、安心して待つことができるよね。
船を借りるときのお話だよ。
ある人がお友達から船を借りたんだ。その船、とっても素敵だったから、みんなに自慢したくなっちゃった。
でも、その船には秘密があったんだ。実は、その船は別の会社が本当は持っていたんだって。お友達はその船を勝手に借りていただけだったんだ。
それで、船の本当の持ち主の会社が「あの船は俺のものだ！」って怒っちゃった。すると、借りてた人は「違うよ！お友達から借りたんだ！」って言い返したんだ。
すると裁判官が「どちらが本当なの？」って聞いたんだ。そしたら、船を借りた人が「この船の鍵を持っている！見て！」って鍵を見せたんだ。
それを見た裁判官は「この人は鍵を持っているから、ちゃんと借りたってことだ」って認めたんだ。
だから、商法の第七百一条では「船を借りた人は鍵を持っていると、本当の持ち主に文句を言われても大丈夫だよ」って約束しているんだ。
でも、これはあくまで「鍵を持っている場合」だけだからね。鍵がない場合は、本当の持ち主に船を返さなきゃいけないよ。
船荷証券というのは、船に乗って荷物を運んでもらった時に、受け取れる大切な書類なんだ。この書類には、誰が荷物を預けて、どんな荷物で、どこからどこまで運ぶかってことが書いてあるよ。
この船荷証券は、荷物の持ち主が「譲渡」したり「質入れ」したりできるんだ。
譲渡というのは、船荷証券を持っていない人に、荷物の所有権をあげるってこと。例えば、荷物を買ってあげた人に、プレゼントするようにあげられるんだ。
質入れというのは、船荷証券を担保にして、お金を借りること。お金を借りるとき、この船荷証券なら、荷物は安全に届きますよって約束する代わりに、借りたお金が返せなかったら荷物は貸し手に持っていかれてしまうんだ。
これは、友達に船荷証券を借りてきて、それを見せながら「これ、僕の荷物だからね！」って言うのと同じだよ。でも実際は荷物は友達のもので、自分がその荷物を持っていたら、いつかその荷物を友達に返さなきゃいけないんだ。
でも、船荷証券を譲渡したり質入れしたりするときは、必ず書類に誰が荷物を受け取るのか、誰が貸したお金を受け取るのか、ちゃんと書いておくんだよ。そうしないと、荷物がどこに行ったのかわからなくなっちゃうからね。
船長って、船のボスみたいな人だよね。このボスには、航海に必要な大事な書類を渡さなきゃいけないんだって！
まるでスパイみたいだね！この書類があるから、船長は船を無事に目的地まで運べて、乗客や荷物を守れるんだよ。
それで、どんな書類かと言うと、こんなのがあるんだ。
船長は、これらの書類をいつでも見られるように、大事に保管しなくちゃいけないんだよ。まるで宝物の地図みたいにね！
どうしてこんな書類が必要かっていうと、港を出るときや、他の船とすれ違うとき、海難事故が起きたときに、役所に提出したり、警察に調べられたりするからなんだ。
そうやって、船長がちゃんと仕事をしていて、船が安全に航海していることを確認するんだって。
だから、書類をちゃんと船長に渡さないと、船が海賊に襲われたり、遭難したりするかもしれないんだ！船長を助ける大事な任務を君に任せるよ！
昔々、お姫様と王子様が裁判をするお話があったよ。
すると、お姫様の悪いお友達が「この裁判、絶対負けないもんね！」とひそひそ話をしていたんだ。それを聞いた王子様は、「そんなのずるい！お姫様だってちゃんと自分の意見を言える権利があるんだ！」って思ったんだって。
そこで王子様は、お姫様に裁判所の大事な書類をみせてあげることにしたんだよ。この書類には、お姫様が言いたいことや、お友達の言い分とか、裁判官の考えとかが全部書いてあったんだ。
お姫様は、この書類を読んで、「あ、やっぱり私の言っていることが正しいんだ！」って自信を持てたんだって。そして裁判では堂々と自分の意見を言えて、見事勝訴したんだ！
これが、民事訴訟法の第百三十二条の七なんだ。みんなが裁判で自分の言いたいことをちゃんと伝えることができるように、裁判所の大事な書類をみんなが見たり、写したりできるようにしてくれるお約束なんだよ。
だから、もしも将来みんなが裁判をすることになったら、このお約束のおかげで、自分の意見を堂々と伝えることができるよ！
船長って船のボスみたいな人だよね。この船長さんには、船の主人の代わりにいろんなお仕事をする代理権ってのがあるんだ。
たとえば、船が港に着いたとき。船長さんは、船主さんの代わりに荷物を積んだり降ろしたりできるし、船を修理に出すこともできるよ。これも船長さんの代理権ってやつだね。
でもね、船長さんも万能じゃないんだ。何でもかんでもできるわけじゃないよ。たとえば、船を売ったり買ったりするのはダメ。船主さんにしかできないんだ。
あと、船長さんが悪いことをした場合、船主さんが責任を負うこともあるんだって。だから、船長さんはいつも頭を使って、正しい判断をしないといけないんだね。
船長の代理権って、船が安全に航海するためにとっても大切なことなんだ。船長さんが船主さんの代わりにいろんなお仕事をしてくれるから、船主さんは安心して船を任せることができるんだ。
昔々、遠い国に、みんなでお金を使って暮らしていた王国があったんだ。
ある日、その国のお城で賢い大臣たちが集まって、こんなことを話していたんだ。
「みんなが暮らしていくためには、お金が必要だよね。でも、お金ってどうやって手に入れるのかな？」
すると、一人の大臣が言ったんだ。
「それは簡単！みんなが一生懸命働いて得たお金の中から、国が少しだけもらえばいいんです」
他の大臣たちも「そうだね！」と賛成したんだ。
それで、大臣たちは税金という新しい法律を作ったんだ。税金とは、みんなが働いて得たお金の中から、国が少しだけ取らせてもらう約束のことなんだ。
けれど、みんなに公平に税金を取るのは難しいんだ。お金持ちの人はたくさんお金を持ってるから、たくさん税金を払うべきだし、お金がない人は少ない税金しか払えないよね。
そこで大臣たちは、みんなの収入によって、税金の額が変わってくるように法律を作ったんだ。
これが所得税法の第一条（趣旨）なんだ。
つまり、所得税法は、みんなが公平に税金を払って、みんなで仲良く暮らしていくための大切な法律なんだよ！