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755条：夫婦の財産関係
これは、結婚した夫婦のお金のルールみたいなものです。
①基本ルール：
夫婦の財産は、それぞれ自分のものと、夫婦共有のものに分かれます。
自分のもの：
夫婦共有のもの：
②例外：
でも、例外もあります。
③子供にも関係あるよ！
もし夫婦に子供がいたら、夫婦の共有財産は子供にも半分ずつ入ります。だから、夫婦が離婚しても、子供はおこづかいが減らないように守られています。
例：
パパが100万円を貯めていて、ママが50万円を貯めていたら、結婚後は合わせて150万円が夫婦共有財産になります。離婚すると、パパとママはそれぞれ75万円を受け取ります。子供がいる場合は、子供も75万円を受け取ります。
まとめ：
夫婦の財産は、自分のものと共有のものに分かれます。でも、例外もあります。子供がいる場合は、夫婦の共有財産は子供にも半分ずつ入ります。これは、夫婦が離婚しても、子供が困らないように守るためです。
想像してみて、お父さんとお母さんが秘密のお約束をしているみたいなんだ！
この約束はとっても特別なもので、お金や持ち物について決めてるんだ。
ある日、お父さんがこっそりお宝の指輪を買って、それを隠したんだ。でも、お父さんが指輪を隠してることをお母さんは知らないんだ。
そしたら、悪い人がやってきて、お母さんの知らないうちに指輪を盗んでったんだ。
普通なら、お母さんは指輪を失ったことになるね。でも、お父さんとお母さんの秘密のお約束はこう言ってるんだ。
「お父さんが買ったものは、たとえお母さんが知らなくても、お父さんのものだよ！」
だから、お母さんは指輪を取り戻すことができたんだ！秘密のお約束のおかげで、お父さんの持ち物が守られたんだね。
この秘密のお約束のことを「夫婦財産契約の対抗要件」っていうんだ。
夫婦財産契約っていうのは、お父さんとお母さんが決めたお約束のことで、対抗要件っていうのは、秘密のお約束があることをみんなに知ってもらうための条件のことなんだ。
秘密のお約束があることをみんなに知らせておけば、悪い人がお父さんとお母さんの持ち物を盗もうとしても、秘密のお約束のおかげで持ち物を守ることができるんだ！
だから、秘密のお約束は大事なんだよ。夫婦財産契約をちゃんと作って、お父さんとお母さんの持ち物を守ろうね！
パパとママの「お金ルール」を変える魔法の呪文
昔々、ある国に、パパとママという夫婦がいました。彼らは仲良しで、家にはたくさんの財産がありました。
ある日、パパが「ママ、僕たちのお金ルールをちょっと変えたいんだ」と言いました。
するとママは「ええっ、なんで？今のルールで困ってないのに」と驚きました。
そこでパパは「僕はママに、もっとお金を自由に使ってもらいたいんだ。今まで、ママは自分のためにあまりお金を使えなかったよね。だから、ママのお財布には、僕のお金も入れたいんだ」と言ったのです。
ママはとっても喜びました。「それなら、私もパパの代わりに家事を頑張る！」と約束しました。
こうして、パパとママは「お互いの財産を自由に使っちゃおー！」という魔法の呪文をかけました。するとどうなるでしょう？
パパとママのお金は、まるで魔法にかかったように、一緒になってしまいました。パパのお金もママのお金も、全部が共有されたのです。
それからは、ママは自分のお小遣いを増やして、お気に入りの服を買ったり、美味しいものを食べたりできるようになりました。パパも、ママのために素敵なプレゼントをたくさんくれるようになりました。
めでたしめでたし！
でも、ちょっと注意！
この魔法の呪文は、パパとママがとっても仲良しで、嘘をついたり、ごまかしたりしない場合にしか使えません。もしパパかママがずる賢いことをしたりしたら、この呪文は効かなくなってしまいます。
だから、パパとママは、お金のこともきちんと話し合って、お互いを信頼することが大切なんですよ。
民法第723条「名誉毀き損における原状回復」
子供向け面白説明
「名誉毀き損」というのは、人の評判を落とすような悪いことを言うことなんだ。例えば、誰かのことを「泥棒だ！」とか「ウソつきだ！」とか言っちゃったら、名誉毀き損になるよ。
もし、誰かの名誉を傷つけたら、それを元通りにしてあげなきゃいけないんだ。これが「原状回復」っていうルール。
原状回復には、2つの方法があるよ。
1.「謝罪」
一番大切なのは、ちゃんと謝ること。間違ったことを言ってしまったことを認めて、「ごめんなさい」って言おう。例えば、「先日は〇〇さんのことを泥棒なんて言ってごめんなさい。実はそうじゃなかったんです」みたいな感じ。
2.「慰謝料」
謝罪だけでは足りない場合は、お金で賠償しなきゃいけないんだ。これを「慰謝料」っていうよ。慰謝料は、名誉を傷つけられた人がどれくらいつらかったかを考えて決めるんだ。
面白いたとえ話
名誉を傷つけられた人を、泥にまみれたお人形にたとえてみよう。
そうすることで、お人形を元通りにしてあげられるよね。これが「原状回復」なんだ。
大切なことは、人の評判を落とすようなことは言わないこと。でも、もし間違えて言ってしまったら、すぐに謝って元通りにしてあげようね。
「婚姻の取消し」とは、結婚がなんだかんだでダメだってことが後から分かったときに、結婚をなかったことにできる魔法のルールなんだ。
たとえば、こんなケースがあるよ。
親に無理やり結婚させられた場合
「あら、あなたとこのお方と、お見合いさせてくださいね。お似合いだわ〜」
もしお見合いじゃないのに、親に無理やり結婚させられちゃったんだとしたら、それはダメ。だって、自分で相手を選んで結婚するのが一番大切でしょ？
どちらかが16歳未満の場合
「私、もう15歳だから、結婚してもいいよね？」
ダメだよ！16歳未満は子どもだから、結婚はできないんだ。おうちの人と一緒に、おっきくなるまで待たなきゃね。
どちらかが病気で、結婚生活が難しい場合
「私は病気で、子どもを産めないんです」
もし、結婚相手が病気で、子どもが産めなかったり、一緒に暮らすことが難しかったりするんだとしたら、結婚を取り消すこともできるんだ。だって、結婚は子どもを産んだり、一緒に幸せに暮らしたりするためのもんだから。
結婚相手が浮気や暴力した場合
「あなた、浮気してたでしょ？」
「ごめんなさい。ついカッとなって…」
結婚相手が浮気したり、暴力したりしたんだとしたら、もう結婚は続けるべきじゃないよね。そんな人は、一緒にいるべきじゃないんだ。
誰かが本当の結婚相手じゃなかった場合
「あれ？この人、私と結婚する人じゃなかったっけ？」
間違って誰かと結婚しちゃったみたい。こんなときは、本物の結婚相手と結婚するためにも、結婚を取り消すことができるんだ。
でも、注意が必要だよ。結婚を取り消すためには、裁判所に行って、決めてもらわないといけないんだ。勝手に「取り消す！」って言うのはダメだよ。
想像してみて！ある晴れた日、公園で遊んでいた元気な男の子が、ボールを追いかけて駆け足で走っていたんだ。すると、突然、どこからともなく飛び出した犬が男の子にぶつかってしまったんだ。
慌てて病院に行ったら、男の子は足を骨折してしまって、ギブスをつけることになっちゃった。お医者さんは、「数か月はかかります」って言うから、男の子は悲しくなってしまったよ。
でも、心配しないこと！法律には「時効」っていう便利なルールがあるんだ。時効とは、時間が経つと権利が消えてしまうことを言うんだよ。
男の子が犬にぶつかられた場合、時間が経つと「損害賠償請求権」っていう権利が消えてしまうんだ。この権利は、犬の飼い主に病院代とか慰謝料を請求できる権利のこと。
法律では、この損害賠償請求権が消えるまでの期間が決まっているんだ。なんと、「3年」なんだって！つまり、男の子は犬にぶつかられてから3年以内に損害賠償請求をしなきゃいけないんだ。
3年を過ぎちゃうと、もう飼い主に病院代とか慰謝料を請求できなくなっちゃうから、注意しなきゃいけないよ。
でもね、例外もあるんだ。例えば、男の子がぶつかった犬が警察犬だった場合は、時間が経っても損害賠償請求ができるよ。それは、警察犬を管理している国や地方公共団体が責任を負うからなんだ。
だから、もし何か問題が起こったら、すぐに損害賠償請求をすることが大事だよ。そうすれば、自分の権利をしっかり守れるからね。
昔々、おかしな結婚式があったんだ。
主人公は、まだ小さいアリスと、ちょっぴり年上のボブ。2人はおままごとで結婚ごっこをしたんだって。でも、これは本当のおままごと。法律では結婚として認められないんだ。
そんな時、アリスのお父さんが「あの結婚、ダメダメ！」って怒ったんだ。だって、アリスとボブはまだ子供で、結婚する資格がないんだって。
それで、法律のお医者さん（裁判官）が「これは不適法な結婚だ」って宣言したんだ。つまり、法律的には結婚じゃなかったってこと。
でも、ちょっと待って！アリスとボブには子供ができちゃったんだ。すると、法律のお医者さんはこう言ったんだ。
「アリスとボブの結婚はなかったことになったけど、子供はちゃんとした子供だよ。ちゃんと親がいて、名前もあって、おやつも食べられるんだ！」
だから、おかしな結婚式をしたアリスとボブでも、子供が生まれたことで、法律上もちゃんとした家族になったんだ。めでたし、めでたし！
親戚って、誰のこと？
法律では、血がつながっている人や、結婚して家族になった人たちをまとめて「親族」って呼んでいるんだ。
パパやママ、お兄ちゃんや妹は…
これは、みんな「親族」だ！血がつながっているからね。
おじさんやおばさん、いとこは…
これも「親族」だよ。おじさんやおばさんはパパやママの兄弟姉妹で、いとこはパパやママのお兄ちゃんや妹の子どもたちだからね。
お義父さんやお義母さん、義理の兄弟姉妹は…
結婚して夫婦になると、相手の家族も「親族」になるんだ。だから、お義父さんやお義母さん、義理の兄弟姉妹も「親族」になるよ。
でも、要注意！
親族って、ずっと同じ人とは限らないんだ。例えば、ママが離婚して再婚すると、新しいパパは「親族」になるけど、前のパパは「親族」じゃなくなるよ。
親族って、何がいいの？
親族には、法律で決まった権利と義務があるんだ。例えば、親族同士はお互いに扶養したり、相続したりすることができるよ。
だから、みんなで仲良くしようね！
親族って、家族みたいなもの。仲良くして、助け合って暮らしていこうね！
「お家の中で誰が誰の何にあたるか」をわかりやすく数えようね！
第726条（親等の計算）
ルールその1：自分から数える
まず、自分（数える人）を「1」とするよ。パパなら1、ママなら1。
ルールその2：パパ・ママをプラス1
自分のパパ・ママは自分から見て「2」だよ。だって、自分から1つ上にパパ・ママがいるよね。
ルールその3：パパ・ママからまた1ずつプラス
パパ・ママからさらにパパ・ママがいるときは、また1ずつ足していくよ。つまり、じいじは「3」、ばあばは「4」。
ルールその4：子供をマイナス1
逆に、自分から子供がいるときは、1ずつ引いていくよ。息子なら「-1」、娘なら「-1」。
例え：いとこ同士の場合
あなたが「1」としたとき、いとこは「3」だよ。
パパのお兄さんがおじさんだから、おじさんはあなたから見ると「3」でしょ？お兄さん・お姉さんがいとこだから、いとこもあなたから見ると「3」なんだ。
これが「親等の計算」というルールだよ。家族や親戚にある「距離」をわかりやすく数えてくれるルールなんだね。
親子になれる魔法の呪文「縁組」
ある日、魔法使いの魔法によって、2人の人が親子になれる特別な呪文が生まれたんだ。その呪文の名前は「縁組」っていうの。この呪文をかけると、まるで魔法みたいに、知らない人同士でも親子になれちゃうんだ！
呪文のやり方
缘租の呪文をかけるには、3つの材料が必要だよ。
呪文の効果
縁組の呪文をかけると、いろいろすごい効果があるんだ！
特別な親子
縁組によって親子になれるのは、血のつながりのない人同士だけじゃないんだ。例えば、こんな親子もできるよ。
呪文の解除
縁組の呪文は、ただかければいいわけじゃないんだ。解除する方法もあるよ。でも、これは魔法の国のお偉いさんが決めることだから、普通の魔法使いにはできないんだ。
縁組は、親子になれる大切な呪文だけど、使うときは慎重にね。だって、親子になるということは、一生のお約束になるんだからね！
お父さんとお母さんが仲良く暮らせないとき、二人がお別れすることになることがあるよね。それを「離婚」っていうんだ。
離婚すると、お父さんとお母さんの夫婦の関係は終わるんだけど、お父さんとお子さんの関係や、お母さんとお子さんの関係は、そのまま続くんじゃないかって思うよね？
でも、実は離婚すると、お父さんとお子さんの関係や、お母さんとお子さんの関係も少し変わるんだ。これが「姻族関係の終了」っていうんだ。
姻族関係っていうのは、結婚によってできる家族の関係のことだよ。例えば、お父さんのお母さんはあなたのおばあちゃんだけど、これは姻族関係なの。
離婚すると、お父さんとお母さんの関係がなくなるから、姻族関係もなくなって、お母さんの親戚や、お父さんの親戚は、法律上ではあなたにとっての親戚じゃなくなっちゃうんだ。
例えば、今までおばあちゃんって呼んでいた人とも、関係がなくなることになるわけ。でも、仲良くしていたいとお願いすれば、引き続きおばあちゃんって呼んだり、交流を続けたりすることもできるよ。
法律の上では親戚じゃなくなっても、気持ちの上では家族としてつながり続けられるのがいいね！
離婚って、家族ってどうなっちゃうの？
民法第729条のおかしなゲーム
離婚って、おうちの中がちょっと大変なことがあって、お父さんとお母さんがもう一緒には暮らさないよってこと。でも、不思議なのは、お父さんとお母さんがお別れしても、子供たちとおじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃんとは、まだ家族なんだよ！
でも、ちょっと面白いルールがあってね。お父さんとお母さんが離婚すると、お父さん側の家族、つまりおばあちゃん、おじいちゃん、いとこたちとは、家族じゃなくなっちゃうんだ。お母さん側の家族も同じだよ。
これはまるで、おかしなゲームみたいだよね！お父さんとお母さんはゲームから抜けたけど、子供たちはゲームの中で、お母さん側の家族とだけ一緒にいられるようになるの。これは、お父さん側の家族がゲームから出て行っちゃったから、子供たちがその家族と関わるルールがなくなっちゃったってことなんだ。
でもね、これはただのゲームじゃなくて、法律で決まってることなんだ。法律って、国が決めてるお約束だから、守らなきゃいけないんだ。でも、お父さんとお母さんはもう一緒に暮らさないかもしれないけど、子供たちにとっては、やっぱりお父さんとお母さんだし、家族なんだよ。
民法第730条「親族助け合い条項」を子どもでも分かるように説明するよ！
この法律は、「家族って助け合わないとダメだよね」という決まりなんだ。
まず、家族って誰？
で、どんな助け合い？
例えば、病気で働けなくなったら、家族がお金を貸してくれたり、食事を作ったりするよ。
例えば、子どもが学校に行きたいのに貧乏で困っていたら、おじいちゃんが学費を出してあげるよ。
お父さんやお母さんは、子どもを大事に育てないといけないんだ。
この法律って面白いところがあるんだ！
つまり、おじいちゃん、おばあちゃんも子どもや孫を守ったり、助けたりしなきゃいけないんだ。
だから、いとこと一緒に遊べなかったり、困っているのに助けてくれなかったら、法律違反になっちゃうかも！？
この法律があることで、家族みんなが安心して暮らせるんだ！
困ったときはお互いに助け合って、いつも仲良くいようね！
想像してみて！
もしキミが幼稚園児で、お友達の誰かと結婚したくなったら？
法律では、それがダメだって言ってるんだ。理由はね、キミたちはまだ結婚するのに若すぎるから。
法律には、結婚できる「お年頃」ってのが決まっていて、それが「婚姻適齢」って呼ばれるんだ。
男子は18歳、女子は16歳。これがお年頃なんだよ。それより前に結婚しても、法律的には認められないのさ。
なぜかっていうと、大人になるまでは心も体もまだ成長している最中だから、結婚という重大な責任を負うにはまだ早すぎるんだって。
でもね、特別な事情があれば、18歳未満でも結婚できることがあるんだよ。
例えば、困ったことにお腹に赤ちゃんができちゃったとか、親が「この人と結婚しないとダメ！」って言ってきたりとかね。そういう場合は、裁判所に許可をもらえば、16歳以上なら結婚できるんだ。
だから、キミが幼稚園児のうちに結婚したいと思っても、法律が「まだダメだよ！」って言うんだね。大人になるまで待とうね！
お父さんとお母さんは、決まりでたった1人しか結婚できないんだよ。まるで、宇宙一おいしいチョコレートケーキを食べるために、スーパーに行ったら、同じチョコレートケーキが2つ置いてあるみたい。お母さんはもうお父さんと結婚してるから、元のチョコレートケーキを食べてるわけ。そしたら、お父さんが2つ目のチョコレートケーキも食べようとしてもダメなんだ。
これは、「重婚」って呼ばれていて、法律で禁止されているよ。もし、お父さんがお母さんの他に別の女性と結婚したら、その結婚はダメになっちゃう。まるで、お父さんが2つ目のチョコレートケーキを食べたけど、お腹が痛くなってしまって、結局ケーキを吐き出してしまったみたい。
なぜこんな決まりがあるかって言うと、お母さんと子どもたちがちゃんと守られるようにするためなんだ。お母さんが他の女性と結婚したら、お母さんはそちらの女性と暮らすことになって、子どもたちと離れ離れになってしまうかもしれないよね。それは子どもたちにとってすごく悲しいことだから、法律はそれを防いでるんだ。
だから、お父さんとお母さんは、たった1人しか結婚できないんだ。宇宙一おいしいチョコレートケーキは、1人につき1個だけなんだよ。
お友だち同士で「秘密だぞ」って約束したことってあるよね？約束する時は、みんなが大体同じくらいの年齢じゃないと、約束を守るのが難しいよね。
おうちの人とか、祖父母とか、兄弟姉妹とか、この人たちはみんなあなたの身内だよね。この身内同士、恋人になって「ずっと一緒にいようね」ってお約束しても、法律的に認められないんだ。これが「近親者間の婚姻の禁止」っていう法律だよ。
なんでこんな法律があるかというと、身内同士だと、遺伝子が似すぎているからなんだ。遺伝子って、お父さんとお母さんから私たちに受け継がれる体の設計図みたいなものだよ。
遺伝子が似すぎていると、子どもが病気になったりする可能性が高くなるんだ。だから、法律では「身内同士で結婚しちゃダメ」としているの。
ちょっと悲しいけど、これはみんなが元気で幸せに暮らせるようにするための約束なんだよ。
養子と実の親の間の結婚、ダメなのよ！
昔々、あるところに養子になった男の子がいました。男の子は養父母をとても慕って、実の親のことはすっかり忘れていました。
そんなある日、男の子は実の妹と再会しました。妹はすごくかわいくて、男の子は一目惚れ。それで、二人で結婚したい！と思うようになりました。
でも、養子と実の親の間では結婚はダメ！って法律があるんです。この法律は、養子と実の親が結婚すると、親子の関係がぐちゃぐちゃになってしまうのを防ぐためなんだって。
こんなかんじです。
だから、法律では「養子と実の親の間の結婚はダメ！」と決めてあるんだって。不思議だけど、ちゃんと理由があるから、覚えておくといいよ！
成人をこえても親に守られている特別な人のおもしろ婚活事情
民法の第738条は、そんな特別な人の結婚についてちょっと面白いことが書いてあるんだよ。
その特別な人とは、親や大人が代わりに生活上のいろんなことを決めてあげている「成年被後見人」って呼ばれる人。
たとえば、銀行にお金を預ける、お買い物をする、お仕事をする、そんなことが自分ひとりじゃ難しいから、代わりにやってもらってるのかな。
で、この成年被後見人さんが結婚したいと思ったら、ちょっと普通とは違うルールがあるんだ。
普通は、結婚するには相手と2人で「結婚するよ」って言うだけでOKだけど、成年被後見人さんはそうはいかないんだ。
なんと、代わりに決めてくれている親や大人が「この人と結婚してもいいよ」って許可が必要になるんだって。
なぜかって？
それはね、成年被後見人さんは自分ひとりでいろんなことを決めるのがちょっと難しいから、大事な結婚の決断も親や大人が代わりに考えて、守ってあげる必要があるんだ。
「この人ならいい人だから結婚しても大丈夫だよ」って判断できたら、親や大人が許可を出すよ。
でも、もし「この人とは結婚したら大変なことになるよ」って心配したら、許可を出さないこともあるんだ。
そうやって、親や大人が成年被後見人さんの大事な結婚をサポートしているんだね。
こんなルールがあるから、成年被後見人さんも安心して婚活ができるわけさ！
おとぎ話の国の「結婚の届け」のお話
むかしむかし、おとぎ話の王国で、生まれたばかりの赤ちゃんのリリーと、わんぱく王子のレオがいました。二人はお城で一緒に遊び、仲良しになりました。
ある日、リリーはお母さんに「ねえ、レオくんとずっと一緒にいたいな」って言いました。お母さんは「それなら、お城の人にお願いしなきゃね」と答えました。
そこで、リリーとレオは、お城の「婚姻届け受理所」に行きました。受理所の妖精さんはきらきらした羽を持っていて、とても優しそうでした。
「ようこそ、お二人さん。結婚の届けを受け付けに参りましたか？」と妖精さんが聞きました。
「はい！僕たち、結婚したいんです」とレオが元気よく答えました。
「お名前を教えていただけますか？」
「リリーです！」
「レオです！」
「お誕生日を教えていただけますか？」
「リリーは、おとぎ話暦1000年生まれです」
「レオは、1002年生まれです」
妖精さんは大きな本に二人の情報を書き込みました。「それでは、この本にサインをお願いします」
すると、リリーとレオは羽ペンで本にサインしました。すると、本がぴかぴかと光り、「お二人の婚姻届けを受け付けました。おめでとうございます！」と妖精さんが言いました。
リリーとレオは大喜びで「やったー！」と叫びました。
それからは、リリーとレオは、お城で幸せに暮らしましたとさ。
これでお分かりのとおり、「婚姻の届出」というのは、結婚したい二人が、お城の人（役所）に自分の名前と誕生日を伝えて、結婚することを伝える大切なことです。そうすることで、みんなに結婚していることを知ってもらうことができるのです。
みんな、海外にいる日本人が結婚するときに守らなきゃいけないルールがあるんだ！
まずね、そのルールを説明してるのは「民法」という法律の741条っていうところだよ。
で、この741条が言ってるのは、「海外にいる日本人が結婚するときは、その国の法律に従って結婚しなきゃいけないよ」ってことなんだ。
例えばね、フランスで日本人が結婚するときは、フランスの法律で決まってるやり方で結婚するんだ。フランスでは、市役所に行って市長の前で誓いを立てるんだよ。
これが「その国の法律に従って」ってことだね。
でもちょっと待て！日本には「婚姻届」ってのがあって、あれを役所に提出しないといけないはずじゃない？
実は、海外にいる日本人はその婚姻届を日本の領事館に出せばいいんだ。だから、フランスで結婚したとしても、領事館に届けを出しておけば、日本の法律でも結婚したことになるよ。
これが741条のねらいなんだ！
つまり、海外にいる日本人が結婚する時は、その国の法律で結婚して、日本の領事館に届けを出せば、日本でもばっちり結婚したことになるんだよ。
ちょっとややこしいかもしれないけど、海外で結婚するときは、このルールを覚えておくといいね！