富山県、土砂災害警戒情報の暫定基準を廃止へ
2025年1月21日
富山県は2025年1月21日、土砂災害警戒情報の暫定基準を廃止すると発表しました。
背景
富山県では2018年、豪雨による土砂災害で2人が犠牲になりました。この災害を受け、県は暫定的に土砂災害警戒情報を発表する基準を設けていました。
暫定基準では、特定の地域で24時間降水量が100ミリ以上となった場合に、土砂災害警戒情報が発表されていました。
廃止の理由
しかし、この暫定基準では、実際の降雨状況と警戒情報発表のタイミングがずれる場合がありました。県はより正確でタイムリーな警戒情報発表のために、暫定基準を廃止することにしました。
新しい土砂災害警戒情報
廃止後、土砂災害警戒情報は、次の基準に基づいて発表されます。
- 気象庁の「大雨警報」（階級3以上）発表時
- 県が設置した雨量計で24時間降水量が120ミリ以上となった時
- 県が設置した土砂センサーで土砂崩れの兆候が検知された時
関連情報
追加の対策
土砂災害警戒情報の基準廃止に加えて、富山県は次のような対策も実施しています。
- 雨量計や土砂センサーの増設
- 避難所への誘導表示の改善
- 地域住民への防災教育の強化
富山県ではこれらの対策により、土砂災害による被害の軽減を目指しています。
富山県土砂災害警戒情報の暫定基準廃止について
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