東京商工リサーチ、大学受験予備校「ニチガク」運営の（株）日本学力振興会（東京都）が破産開始決定、負債は1億7000万円

大学受験予備校「ニチガク」運営会社が破産開始

2025年1月20日、東京商工リサーチによると、大学受験予備校「ニチガク」を運営する（株）日本学力振興会（東京都）が東京地方裁判所から破産開始決定を受けました。

負債額と原因

負債額は約1億7000万円です。破産の要因については、新型コロナウイルスによる影響による生徒数の減少や、競争激化による経営不振が挙げられています。

ニチガクについて

ニチガクは、1986年に設立された大学受験専門の予備校です。東京・神奈川・千葉に校舎を展開し、主に医学部や歯学部を目指す生徒に指導を行っていました。

関連情報

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ニチガクの生徒数は、ここ数年で減少傾向にありました。新型コロナウイルスの影響により、オンライン授業への移行を余儀なくされたことも生徒数の減少に拍車をかけたとみられています。
大学受験予備校業界は、近年、大手予備校の寡占化が進んでいます。ニチガクのような中堅・小規模の予備校は、競争力低下に悩まされていました。
ニチガクの破産により、生徒や保護者に影響が出る可能性があります。同社は、学生への指導を継続できるかどうかについて検討を進めています。

結論

大学受験予備校業界の競争激化と新型コロナウイルスの影響により、中堅・小規模の予備校が経営破綻する事例が相次いでいます。生徒や保護者は、予備校を選ぶ際には、財務状況や経営基盤を十分に確認することが重要です。