岩手県で高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜が確認
2023年1月20日、農林水産省は岩手県で確認された死んだハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。
この疑似患畜は、国内で確認された26例目で、1月18日に同県八幡平市で採取されました。ウイルスの遺伝子解析とNA亜型の確定の結果、以下のことが明らかになりました。
- 遺伝子型: H5N8
- NA亜型: N8
関連情報
- H5N8亜型は、近年世界各地で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスの一種です。
- 日本では、2022年10月以降、過去最多となる複数の都道府県で高病原性鳥インフルエンザが発生しています。
- ウイルスは野鳥を介して広まり、養鶏場などの家きん類にも感染する可能性があります。
農林水産省の対応
農林水産省は、今回の疑似患畜の発見を受け、以下の対策を実施しています。
- 感染拡大防止のため、周辺地域への立ち入り制限
- 発生農場の鶏や卵の移動禁止
- 野鳥の監視と消毒
市民への注意喚起
農林水産省は、市民に対して以下のことに注意を呼びかけています。
- 死んだ野鳥を見かけたら、むやみに触らない。
- 養鶏場を訪れる際には、消毒を徹底する。
- カモやガンなどの水鳥のふんには注意し、散歩やジョギングなどで近づかない。
- ウイルスに感染した可能性がある家きんや卵などの食肉や製品は、十分に加熱してから食べる。
農林水産省は、鳥インフルエンザウイルス感染防止に努めているため、市民の協力をお願いしています。
岩手県で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜（国内26例目）の遺伝子解析及びNA亜型の確定について
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