ドライブレコーダーのデータ活用で運送業界の業務効率化
三井住友海上火災保険株式会社（以下、三井住友海上）が2025年1月17日に発表したプレスリリースによると、同社は運送業界の業務効率化を目的とした新たなサービスを開始します。
新たなサービスとは？
このサービスでは、三井住友海上のテレマティクスサービス「F-ドラ」が取得する車両の位置情報データを、日本郵便株式会社が提供するクラウドプラットフォーム「traevo Platform」に提供します。
「F-ドラ」とは？
「F-ドラ」は、車両に設置されたドライブレコーダーから取得したデータを活用したテレマティクスサービスです。車両の位置情報や走行状況、事故発生時の映像などのデータを収集し、安全運転の指導や事故対応に役立てています。
「traevo Platform」とは？
「traevo Platform」は、物流業界のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援するクラウドプラットフォームです。荷主と運送事業者をつなぎ、貨物の配送管理や車両の運行管理などを効率化できます。
サービスのメリット
このサービスにより、運送事業者は「F-ドラ」で取得した車両の位置情報データを「traevo Platform」と連携させることで、以下のようなメリットが期待できます。
- リアルタイムの車両モニタリング: 車両の位置情報をリアルタイムで把握することで、配送ルートの最適化や荷物の到着予測の精度向上につながります。
- オペレーションの効率化: 車両の走行履歴や停車時間などのデータを分析することで、業務プロセスの見直しや人員の配置最適化が可能になります。
- 荷主との連携強化: 車両の位置情報や運行データを荷主と共有することで、配送の透明性と信頼性の向上が図れます。
三井住友海上のコメント
三井住友海上の執行役員である木下泰行氏は、「このサービスにより、運送業界の業務効率化に貢献するとともに、物流DXの推進に寄与していきたい」と述べています。
関連情報
- 三井住友海上のプレスリリース: www.ms-ins.com/news/2023/pdf/nr20230117_01.pdf
～ドライブレコーダー取得データを活用し、運送業界の業務効率化に貢献～ 『Ｆ－ドラ』車両位置情報を「traevo Platform」に提供開始（PDF：容量200.1KB）
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