関西電力が高浜発電所の長期施設管理計画を認可
関西電力株式会社は、2025年1月17日6時に、「高浜発電所3、4号機（以下、高浜3、4号機）の40年以降運転における長期施設管理計画」の認可を発表しました。
高浜発電所の概要
高浜発電所は福井県敦賀市にある原子力発電所で、3号機と4号機から構成されています。3号機は1993年に、4号機は1994年に運転を開始しました。2機合わせて最大出力は約270万キロワットを発電しています。
長期施設管理計画とは
日本の原子力発電所は、原子力規制委員会が定めた基準に基づき、運転期間は通常40年とされています。しかし、一定の要件を満たせば、その後も20年（最大60年間）運転を延長することができます。
長期施設管理計画とは、40年以降も原子力発電所を安全に運転するための設備改良や点検計画などを定めたものです。認可を得るには、原子力規制委員会の審査を通過する必要があります。
高浜3、4号機の長期施設管理計画の認可
関西電力は2022年6月に、高浜3、4号機の長期施設管理計画を原子力規制委員会に申請しました。同委員会による審査の結果、要件を満たしていることが認められ、今回の認可となりました。
この認可により、高浜3、4号機は2033年と2034年にそれぞれ40年の運転期間が満了した後に、20年延長されて2053年と2054年まで運転することが可能になります。
関連情報
- 高浜発電所に関するプレスリリース：https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/0117_1.html
- 長期施設管理計画に関する原子力規制委員会の審査結果：https://www.nsr.go.jp/data/000524430.pdf
高浜発電所３、４号機の４０年以降運転における長期施設管理計画の認可
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