電子渡航申請による日本国籍者の英国入国手続き変更
日本貿易振興機構（JETRO）は、2025年1月17日、英国政府が2025年10月1日から、日本国籍者を含む一部の国の国民に対して、電子渡航申請（Electronic Travel Authorisation、ETA）制度を導入することを発表しました。
概要
- ETAは、英国への観光または出張を目的とした滞在期間90日以内の渡航者全員が申請する必要があります。
- 申請はオンラインで行われ、手数料は30ポンド（約4,500円）です。
- 申請は渡航予定日の少なくとも3日前までに完了させる必要があります。
- ETAは1年有効で、複数回渡航に使用できます。
手順
- 英国政府の公式ウェブサイト（https://www.gov.uk/eta）にアクセスします。
- パスポート情報、渡航日程、その他の必要な情報を入力します。
- 申請料を支払います。
- 申請は通常数時間以内に処理されますが、最大3営業日かかる場合があります。
- ETAが承認されると、登録したメールアドレスに通知が送付されます。
対象者
ETA制度の対象となる国は以下の通りです。
- 日本
- オーストリア
- ベルギー
- ブルガリア
- クロアチア
- キプロス
- チェコ共和国
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- ラトビア
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- スロバキア
- スロベニア
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
注意
ETAを申請せずに英国に入国すると、罰金や入国拒否につながる可能性があります。また、ETAはパスポートの代わりではありませんので、有効なパスポートを携行する必要があります。
ビジネス渡航者への影響
ETA制度は、ビジネス渡航者にも適用されます。90日を超えて滞在する予定がある場合は、ETAではなく、従来のビザ申請が必要になります。
今後の予定
ETA制度は、2025年10月1日から施行されます。JETROは、日本国籍者の渡航に支障を来さないよう、関係当局と協力して必要なサポートを提供する予定です。
なお、本件に関する詳細情報は、JETROのウェブサイト（https://www.jetro.go.jp/news/2025/0117_03.html）をご覧ください。
英国で日本国籍者への電子渡航申請導入、観光・出張時に注意
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