国土地理院、「測量法施行令の一部を改正する政令」及び「測量法施行規則の一部を改正する省令」について

国土地理院が測量法の改正を公表

国土地理院は2025年1月17日、「測量法施行令の一部を改正する政令」および「測量法施行規則の一部を改正する省令」を公表しました。この改正は、測量業務の効率化と利便性向上を目的としています。

主な改正内容

改正の主な内容は次のとおりです。

電子納付の義務化：測量士補による測量業務の届出、測量点の基準点化、測量業務の承認など、従来は収入証紙を貼付していた手续については、電子納付が義務化されます。
測量成果書の電子化：測量成果書の一部（平面直角座標系図、高程図など）の電子化が義務化されます。これにより、紙による成果書の保管・管理負担が軽減されます。
電子申請の拡充：測量業務の届出や測量点の基準点化など、一部の手続きについて電子申請が可能になります。これにより、申請者の利便性が向上します。
測量機器の技術基準の見直し：測量機器に使用される電子基準点受信機などの技術基準の見直しが行われます。これにより、測量機器の性能向上と信頼性の確保が図られます。

改正の背景

今回の改正は、次のような背景に基づいています。