名古屋市、2025年学校保健調査結果を発表
名古屋市は、2025年1月16日、最新の『学校保健調査（体位の発育状況と健康状態）』の調査結果を公開しました。
調査内容
この調査は、名古屋市内全小中学校を対象に毎年実施されており、児童・生徒の体位の発育状況や健康状態を調査しています。調査項目には、身長、体重、視力、聴力、虫歯の有無などが含まれます。
調査結果の主なポイント
体位の発育状況
- 男児の平均身長は、小学校1年生で114.8cm、中学校3年生で167.6cm
- 女児の平均身長は、小学校1年生で113.3cm、中学校3年生で157.5cm
健康状態
- 肥満判定者の割合は、小学校で5.6%、中学校で12.4%
- 近視の割合は、小学校1年生で14.0%、中学校3年生で62.5%
- 虫歯の治療が必要な児童・生徒の割合は、小学校で64.5%、中学校で53.1%
関連情報
調査結果によると、名古屋市内の児童・生徒の体位の発育状況は全国平均とほぼ同等です。しかし、肥満判定者の割合や虫歯の治療が必要な児童・生徒の割合は依然として高い傾向にあります。
また、調査では、児童・生徒の生活習慣に関する質問も実施されています。その結果、朝食を食べない児童・生徒、睡眠時間が5時間以下の児童・生徒、十分な運動をしていない児童・生徒の割合が高いことが判明しています。
市の取り組み
名古屋市では、児童・生徒の健康状態の向上に向けた取り組みを強化しています。具体的には、以下の対策を実施しています。
- 学校給食や学校保健教育を通じて、バランスの取れた食事と適切な運動を指導
- 歯科検診の充実と虫歯予防事業の推進
- 視力検診の徹底と近視予防キャンペーンの実施
市は今後もこれらの対策を継続し、児童・生徒の健康的な成長と発達を支援していく方針です。
保護者へのお願い
保護者の方々には、調査結果を踏まえて、児童・生徒の健康状態に十分な注意を払っていただくようお願いいたします。特に、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることが大切です。また、定期的な健康診断や予防接種を受けることで、児童・生徒の健康を維持することができます。
学校保健調査(体位の発育状況と健康状態)
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