東京大学が全固体フッ化物イオン二次電池用の超高容量正極材料を開発
東京大学は、2025年1月15日付けで、全固体フッ化物イオン二次電池用の超高容量正極材料の開発に関する研究成果を発表しました。
フッ化物イオン二次電池
二次電池は、私たちの日常生活に欠かせないエネルギー源です。リチウムイオン電池など、従来の二次電池は電解液として有機溶媒を使用していますが、可燃性が高く、安全性の課題がありました。
フッ化物イオン二次電池は、電解液にフッ化物イオンを使用する次世代電池で、耐熱性や非可燃性が優れ、安全性が高いことが期待されています。
超高容量正極材料
電池の容量は、正極材料の蓄電能力に依存します。今回、東京大学の研究チームは、フッ化物イオン二次電池用の新しい正極材料として、「コバルト-フッ素-マンガン」複合酸化物を開発しました。
この正極材料は、結晶構造に独自のナノ孔構造を持ち、フッ化物イオンの移動を促進します。これにより、従来のフッ化物イオン二次電池よりも高い容量を実現しました。
安全で持続可能なエネルギー源
今回開発された超高容量正極材料は、高容量、安全性、持続可能性を兼ね備えています。従来の二次電池に代わる安全で革新的なエネルギー源として期待されています。
関連情報
- 東京大学プレスリリース: www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/press/2025/0115_0002.html
- フッ化物イオン二次電池の基礎と展望: www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211285520302752
全固体フッ化物イオン二次電池用の超高容量正極材料の開発
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